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「目を引くデザイン」とは?&企業のNPO助成あれこれ/バーチャル空間「oVice」(オヴィス)を使ってランチ会(2022年3月)

毎月最終水曜日のお昼にNPOの広報関係者がゆるやかに集うオンラインランチ会。
年度末の3月30日(水)もバーチャル空間「oVice」(オヴィス)の「広報友の会」スペースで開催でした。

「目を引くデザイン」とは?

「NPO広報友の会」世話人のひとり、林田氏はNPOのためのCanva王を目指して修行中。
すでにいくつもNPOのためのCanva講座を実施しています。

デザインの講座をするとよくいただく質問が「どうしたら目を引くデザインになりますか?」なんだそう。

この質問はよく聞かれますが、「色は●●がいい」「フォントは●●がいい」などのかんたんな回答はありません。

なぜなら
・どんな人が読んでもらいたいのか(対象者のセグメント)
・どんなタイミングで読んでもらう想定なのか(投下タイミング)
・どんなことを伝えるのか(訴求)
があって、そのうえでのデザインなので、一概には言えないからです。

たとえば「キンキラキンや赤が目立つ」といっても、チラシ棚にある他のチラシ全部がキンキラキンや赤なら目立ちませんし、たとえ目立っていても、相手が興味のないキャッチコピーなら手に取らないでしょう。どういう人にどんなタイミングで手に取ってもらうのか‥の設計がとても大切です。

※でも、「やってはいけないデザイン」ならあります。
以前NPO広報友の会にも参加いただいた 平本久美子さんの「やってはいけないデザイン」などもとっても参考になりますのでご一読ください☺

なお林田氏は2022年4月22日に「NPOインプットサロン #33 デザインはみんなでできる!話題のデザインツール「Canva」を知ろう」に登壇予定。要チェックです♪

企業のNPO助成あれこれ

続いて昨今の企業のNPO助成について。
昨今さまざまな企業がCSRの一環としてNPOに助成をしていますが、実際に助成を受けてみてどうだったか、という情報交換の場って必要かもね…という話になりました。

ある企業の助成は、本当に社会に良いインパクトがあるようにと願い感じよくお金や資源を投資している一方で、「これ、NPOをただの“広告枠”くらいに思ってるんじゃなかろうか…」というような、助成先に対してリスペクトのないご無体な企業もあるようです。

「こんなに気力も体力も削がれるんだとわかってたら、申請しなければよかった…」というレベルの企業や助成がないか、NPO同士でも泣き寝入りしないで情報交換していけたらいいなーと思います。(あと助成金情報を仲介する中間支援組織は、支援先が利用した助成その後について調査して、次に利用したい人がいたら情報提供してくれたりしたらすごくいいですよね…)

助成を選ぶ際に、その会社の商品やサービスが、将来世代に本当にポジティブに捉えられるものか、という観点もあるかもしれません。環境や健康を損ねたり、格差拡大を助長しているかもしれない企業の罪滅ぼしの「ソーシャルグッド、やってるふり」ではないのか…? 等、助成を利用する側も、過去にその企業の助成を利用した他のNPOの成果物をじっくり検討したり、ヒアリングしたりが必要かもしれません。

「この企業の助成はよかったよ」「ここはアレだったよ」といった情報交換も、オンラインランチ会でできますのでお気軽に参加してくださいね。
(参加URLを知らない方は世話人までお声がけください〜)

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NPO広報友の会とは?
NPOの広報力を高めたい人・NPO広報に関わる人たちのサードプレイス。ゆるやかなつながりと切磋琢磨の場をつくり、ありたい未来に近づける力をチャージする集まりを目指しています。会のご紹介はこちら

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