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DX人材の育成事例!vol.1:一般職層向け

デジタルを活用して各職場の業務を変革するための企画立案を行う実践的な研修を一般職層に実施しました。「デジタル×業務改善を推進する一歩目を踏み出し、実行に移すこと」をテーマにDX推進の目的の策定や企画立案を行い、参加者同士で相互支援を行っている点が特徴的です。研修の概要や悩みなどをコラムとしてまとめましたので、ご覧ください。
管理職層や経営層向けの事例もまとめておりますので、あわせて覗いてみてください。(リンクは本文最後に記載)

DX研修を受ける方たちはどんな人?

DX大好きな“デジちゅん”とDX推進研修担当の“ふなちゅん”

デジちゅん:やっほー!いま、みんなが担当している研修についてお勉強し 
      ているんだけど、ふなちゅんが担当した研修について教えてほ
      しいな~
ふなちゅん:OK!今回はC社様に向けて行った研修について紹介していく 
      ね。まずは参加してくださった方々を紹介するよ。

今回の研修の対象者情報は以下の通りです。
業界:建設業
対象者層:一般職層
人数:5~7名/回
実施期間:4日間/13時間
実施方法:オンライン
使用ツール:オンライン会議ツール(Zoom)、オンラインホワイトボード(Strap)

急務!DX推進リーダーの育成!でも、何をどうやればいい?


デジちゅん:すごいね!
      ちなみにC社様はなんで研修を受けようと思ってくれたの?
ふなちゅん:C社様は、DXの取り組みを推進していくなかで、特にDXを推進
      するリーダーの育成に力を入れているんだ。そこで、インプッ   
      トだけではなくアウトプットの機会を作り実践的な研修を行い
      たいと相談をいただいたんだよ。

ご依頼の背景として、DXへの取り組みを推進していくなかで、特にDXを推進するリーダーの育成に力を入れたいと相談をいただきました。これまでも様々な研修の導入や検討を行ってきましたが、即戦力となるDX推進リーダーの育成方法に悩まれていました。よくあるインプットだけで終わってしまう研修ではなく、アウトプットの機会として、デジタルを用いて各職場の業務を変えていくことをテーマに企画を実践的に立てられるような研修をご希望されていました。

デジタル業務変革ワークショップの実施!

デジちゅん:おお~そうなんだね!でも実際に企画を立てるのは、大変そう
      だな~ふなちゅんはどんな研修を行ったの?
ふなちゅん:C社様と何度も打合せの時間をいただいて、「誰の体験が、ど
      う変わるのか?(そのために必要な機能は何か?)」をしっか
      りと考えていくことが重要だと思ったから、業務改善アクショ
      ン設計を含んだ実践的な「デジタル業務変革ワークショップ」
      を提案したんだ。

よく聞く失敗事例ですが、どのチャットツールを入れるかなどの手段から入ってしまうことがあります。それでは、円滑にDX推進を遂行することはできないため、目的を考えることが大事です。
そこで、「デジタル×業務改善を推進する一歩目を踏み出し、実行に移すこと」をテーマに①「問題発見力を身に付け、デジタル技術と自ら業務を結び付けることができるようになる」②「デジタル技術を活用して業務改善を推進するプランを策定し、実行に移せるようになる」この2点を研修終了後の目標状態として研修内容を組み立てました。

実際の研修の流れとDay1のプログラム詳細は以下の通りです。

【Day1のプログラム内容】
1、ワーク1

事前課題であげてきていただいた“現状の問題”をそれぞれ「問題」「課題」「事象」に分類し整理をするためのワークを行います。特に「紙が多い」や「残業が多い」という事象を問題として多くあげられる場合があります。ここで現状分析を行うことで、DXに取り組む上で重要な、課題設定と目的の創造、手段の試行錯誤につながります。

2、ワーク2
まず、講義としてコンセプトの重要性やポイントと失敗事例の紹介を行います。そして、ビジョンフレームを作成し、DX推進のためのコンセプトを決めていきます。

出所:note 鵜川洋明 

3、ワーク3-1
ユーザー体験設計として、「誰を救いたいのか」「その人の何を改善するのか」など、まずは目的から考えていきます。その“誰か”を「ユーザー」として、現状のユーザー行動を整理し、ゲイン(得たいもの)やペイン(つらい、苦しいもの)を言語化します。

ワーク3-2
ワーク3-1で上げたゲイン・ペインをバリュープロポジション・キャンバスを活用し、どのように叶えられるのかという方法論・解決策の検討を行います。

4、ワーク4
ワーク3-2でアウトプットしたアイディアに対して、シックスハット法を用いて、相互にアイディア創出を行います。そして、自分自身が取り組みたいことを明らかにし、取り組みテーマをつけます。

次回のワークショップに向けて、自分が取り組むテーマに対して何をすべきか、何が必要かを調べてきていただき、発表をしていただきます。

企画案を実行に移した人が何人も!DX取り組みへの関心度もアップ!

デジちゅん:みんなのDX推進と向き合う姿勢がすばらしいね!研修を受けて
      くれたみんなに、何か変化はあったの?
ふなちゅん:実際に企画案を実行に移した人が何人もいて、具体的な取り組
      みが進んでいったよ。それにDXの取組の関心度もアップして
      いったんだ。

このワークショップで企画された業務改革の案を実際に実行に移した人が複数現れ、RPAを用いた自動化や、社員同士のコミュニケーション改善など、具体的な取り組みがボトムアップで進み、徐々にDXの取り組みに関心を持つ社員が増えました。

この研修を取り入れたい!もっと詳しい話を聞きたい!という方は、ぜひお問い合わせください。

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※記載されている情報は公開日時点での情報です。

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