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子育てで養われるのは、子どもと自分の◯◯を取り除く工夫のチカラ(子育て上手はご自愛上手)


子どもは「不快」な感覚に気づく天才だと思う。

少しでもイヤなことや、やりたくないこと、心地よくないことがあれば、すぐに泣いたり、叫んだり、パパママを呼んだりして「なにかが不快だ!」と主張する。

うちの3歳の娘が、最近特に不快感を示すのが、お風呂だ。つい先日までお風呂が大好きで1時間以上の長湯が当たり前の子だったから、はじめはお風呂をイヤがるようになった理由が分からなかった。

どうやら、髪を洗うときにお顔(とくに目)に水がかかるのが不快らしい。親としてはお顔にかからないように細心の注意を払っているつもりなのだが、本人がお顔をしきりに動かすので濡らさないことはほぼ不可能だった。シャンプーハットも試してみたのだが、頭が水に濡れる感覚があるとすぐにシャンプーハットを外そうと暴れてしまうので、効果は出ず。

結局、泣きじゃくる娘をムリヤリお風呂に入れてシャワーのみで対応するか、髪を洗う日を2日に1回にするなどして対応する日々が3週間くらい続いた。。。
(イヤイヤする子どもをお風呂に入れたり、保育園に行ってもらったりすることほどエネルギーを消費することはないと個人的に思う。苦笑)

しかし、昨日ふと、
「娘が大好きなキャラクタータオルをお顔にかけてあげながら、シャワーで髪を洗ってみるのはどうだろう?」と閃いた。
(美容院で髪を洗うとき、ミニタオルか柔らかい紙?を目の上に乗せてもらうことがあるが、そんなイメージ)

この方法を、娘が大好きなおさるのジョージのタオルを使ってやってみたところ、効果抜群!!
タオルのふわふわ感が心地よいからかお顔にかけてもイヤがらないし、タオルが水に濡れたとしても、お顔に水が到達するまでには時間がかかるから、その間にささっと髪を洗い終えることができた。

そんなこんなで、3週間にわたる娘とのお風呂をめぐる格闘はアッサリ終了。
昨日の今日で、娘は湯船に入りたいとまで言い出して、結果遊びまくり気づけば湯船で1時間以上も遊んだ。


娘はまだ3歳ということもあり、数分に1回くらいの頻度で不快感を主張してくる天才(その上自分で解決するのは難しいお年頃)だから、親としては対応することに苦労することが多いと思う。

だけど、子どもの不快感を取り除いてあげる試行錯誤や創意工夫するチカラというのは、結局は自分自身の不快感を取り除いてあげるチカラにもなる。

大人は自分の不快感を我慢することが多くて、もはや不快に感じていることすら気づかなくなっているような節もある。自分が不感症なのではないか?とすら感じるときもある。それくらい、我慢が当たり前になっている。

けれど、自分の感覚に敏感になって、不快感を拾ってあげる。そして、少しでいいからそれを取り除く工夫をしてあげる。それが、自分への愛だしご自愛するということなのではないかと思う。

いま、座っている椅子は心地いい?

いま、部屋の温度はちょうどいい?

いま、着ている服はチクチクしない?

こんなカンタンなところから、
自分の今感じている感覚を拾ってあげるのはどうだろうか。

きっと、これを継続していくならば、
子育て上手が、ご自愛上手に繋がるはずだ。

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