メモ:金子みすゞ名詩集

一発目。

とにかく優しかったです。
子供が詠んでいるような、一切の邪気も感じられない詩。
僕のように屈折していないコンプレックスに憧れる。

好きな作品がたくさんあって、ページの端を折りまくり。
前半の方が圧倒的に折ったページが多いわけですが、
好きな詩が前半に多かったのか、後半にかけて基準が厳しくなっていったのか。

文字を追っていくと、勝手にイメージが浮かぶのに感動しました。

金子みすゞの好きなところは、動物、虫、植物が頻繁に登場するところです。
自然をよく感じる人に惹かれます。

現代語の口語では、この雰囲気を出すのは不可能なのではないでしょうか。
今は使われていない、少し古い言い回しが作る空気感。
その音が作る、ノスタルジックでファンタスティックな世界観が私は好きです。

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