新電力バンク宇都宮北支部からの お知らせ【2024年1月第1週~第2週】
2024年最初の配信となります。本年も宜しくお願い致します。
1月1日の能登半島地震にて被災された方には心よりお見舞い申し上げます。
年末年始という事もあり、企業様に関する電力ニュースは少ない状況で
した。しかし注目すべき内容が2点ほどございましたのでこちらに記させて
頂きます。
まず、今月の卸電力市場価格についとなります。
現時点で1月の平均価格が9.98円/kwhとなっております。
通常は1~2月が最高値になる事がほとんどですが、この数値は夏場の7月よりも低い数値になります。
日本卸電力取引所で確認出来る過去データでは、
・2020年1月…7.68円/kwh
・2021年1月…63.07円/kwh
・2022年1月…21.94円/kwh
・2023年1月…19.56円/kwh
となっております。
こちらから考察すると、2020年1月と最も近しい価格であり、2021年から2023年の期間が異常な金額になっている事が分かります。
しかし、実際に電気を使用される需要家様のコストは上がっており、4月に契約更新を控えた需要家様の情報を見る限り、大手電力会社はほぼ現状維持といった内容がほとんどです。
一部の新電力会社では、既に値下げに踏み切っている企業もあり、今後全体的な電力コストは下がる事が予想されます。
しかし、様々な状況から2020年頃の水準まで下がる事は難しく、環境問題策を行わなければならない企業様も増えている為、自社に合った電力会社の選択が必要となります。
次に、現段階では単価が決まっていない電力会社が多いですが、4月からの「容量市場」がスタートする事で、「容量拠出金」が発生致します。
現在の傾向では、固定型の電力契約をしている企業様への価格転嫁は見られず、市場連動型の電力契約をしている企業様への価格転嫁は見受けられます。
これは、容量市場の目的が市場価格の安定を目的としており、来年度以降は卸電力市場価格が今よりも安定する事からと予想されます。
上記の通り、既に卸電力市場価格が低く推移している状況下で、更にそこへの資金投入が行われる事で、下がった価格が安定する形になります。
もちろん世界情勢の変化などで卸電力市場価格が高騰するリスクは存在します。しかし、私の予想となりますが、市場連動型電力契約のコストにおいては、現状維持もしくは下落となります。
様々な状況から、電力契約はより専門的知見が必要な時代になっております。弊社では基本的に無料でコンサルティングを致しておりますので、お気軽にご連絡ください。
※環境配慮型電力導入・電力コスト削減・太陽光発電導入(PPA)から
サステナビリティ・SDGs・企業CSR活動・ESG投資・BCP対策に
つきまして、必要であれば是非ご相談下さい。
企業様のご要望に合わせたご提案を致します。
小売電気アドバイザー/CSRリーダー
新電力バンク宇都宮北支部 柴田純一
※弊社HPを公開しております。お時間が宜しければご覧下さい。
新電力バンク 宇都宮北支部
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