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新電力バンク宇都宮北支部からの   お知らせ【2024年2月第5週~3月第1週】

【お知らせ】 
2月まで下落傾向にあった卸電力市場価格が反転し、上昇傾向にあります。 
 
3月も始まったばかりなので大きな心配はございませんが、この原因や
価格上昇が続いた場合に起こる事などを考察
していきます。 
 
複合的な要因が考えられる為、こちらに記載する内容が全てではござい
ません。また、私の主観によるものとご理解願います。 
 
まず原因として考えられる事象は2つございます。 
一つ目は現時点で気温が上昇していない点、もう一つは石炭価格の高騰がございます。 
 
3月に入りましたが、2週目の時点で全国平均気温が7.5℃となっております。2月の全国平均気温が8.0℃となっており、現時点で2月よりも気温が低い状況となります。 
 
これにより、需要家様は暖房設備などの電力を多く使用する事が考えられます。しかし、電力を仕入れ販売する小売電気事業者としては、使用量が減る事を見越し仕入れの量を減らします。発電事業者も同様の動きを取り発電量が減ります。 
この様な状況から少ないものを取り合う形になり、価格の上昇が起きます。 

これに近い事象が23年の9月にも発生致しました。残暑が厳しく8月の卸電力市場価格より9月の方が高くなる現象です。 
 
今回、そこに追い打ちをかけるのが石炭価格の上昇です。 
現在、2月に比べて13.5%ほどの上昇が見られ、発電事業者が仕入れる石炭価格が上昇し、結果として小売電気事業者に販売する電力価格が上昇します。 
 
これが現在起きている事象でございますが、冒頭に記載した通り、中旬から下旬にかけて気温が上がれば電力の使用量が減り、卸電力市場価格も落ち着くと思われます。 
 
次に、この価格上昇が続いた場合どの様な事が需要家様に起こるかを解説致します。これは、現在の電力契約の形態によって受ける影響が異なります。 
 
基本料金や従量料金が変わらない「固定型」での電力契約の場合、影響が出るのは「燃料調整費」の部分になります。 
こちらの計算方法は企業ごとに異なり複雑になる為、詳細は割愛致しますが、基本的に影響を受けるのはこの部分のみとなります。 
 
次に基本料金は変わらないが、従量料金が卸電力市場価格により変動する「市場連動型」での電力契約の場合、従量料金部分に影響が出ます。 
 
2つを比べた場合、大きく影響を受けるのは「市場連動型」となります。 
もちろん卸電力市場価格が下落した場合の影響も大きくなる為、一概に悪いという事はありません。 
 
全体的な電力料金が高騰している時代の為、どちらの契約をしていてもある程度の情報を仕入れておく必要があると考えております。 
しかし、ご自身で調べるにも非常に複雑な内容も多く、ご多忙な方も多いかと存じます。 
 
新電力バンクでは、この様な情報発信から個別でのご相談も受け付けております。気になる事がございましたら、お気軽にご相談下さい。 

環境配慮型電力導入・電力コスト削減・太陽光発電導入(PPA)から
 サステナビリティ・SDGs企業CSR活動ESG投資BCP対策
 つきまして、必要であれば是非ご相談下さい。
 企業様のご要望に合わせたご提案を致します。
 小売電気アドバイザー/CSRリーダー 
                新電力バンク宇都宮北支部 柴田純一
※弊社HPを公開しております。お時間が宜しければご覧下さい。
 
新電力バンク 宇都宮北支部
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