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入院は突然だった。


入院は突然だった。

11月上旬ごろから気になっていた。
体力がなく疲れやすい、目の下にクマがある気がする、食欲が落ちている、あたりが所見だろうか・・・そんな日もあれば元気な日もある、気になる日もあればそうでもない日もある。そんな思いを行き来する日々を過ごしていた。
とはいえ、2人の育児、仕事、妊婦生活で、気になることがたくさんあり、長男のことは少し楽観視していたかもしれない・・。そんな酷い状態ではあるわけないだろうと・・・。

11月中旬になり、保育園の先生も長男の様子が気になり始め「他の子どもたちについて行ける体力がない。病院でみてもらった方が良い」と意見をもらった。そして全体的にむくみが出てきた。これはやっぱりおかしい!!と、近隣の小児科を受診をすることにした。

血液検査、尿検査を行い、、ネフローゼ症候群だった。
尿たんぱく、血尿がその病院で測定できる最大値の量が出ていた。
血液検査からも典型的なネフローゼ症候群だと言われた。

即紹介状を書くから、すぐに大きな病院へ行ってください。今日から入院・治療を始めてください。と先生が言った。緊急対応が入りました。とスタッフさんがバタバタと動いてくれた。あー私たちそんな緊急なのか・・・とまだどこか現実味を感じていない自分がそこにはいた。

色々な思いが込み上げてきた。
どうしてもっと早く・・・下の子はどうしよう・・・この子はどうなるの・・・辛かっただろうな・・・なんでもっともっと・・・どうしてこうなっちゃったんだろう・・・。青空の下、子どもの手を引きながら、ぐるぐると・・・。

でもわかっている。そう思っても、何も始まらない。と。
ちょっとだけぐるぐるしたあと深呼吸して、
「「「今できるベストを尽す!!!!!」」」」と誓った。
最悪を想定し最善を尽くす!と習ったじゃないか!

よっしゃ!頑張ろう!!!!

私たち家族の、長い病院生活の旅が始まったのだ。

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