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旅地理日記/静岡県三島市 二日目の巻

夕方に部屋に戻って書いているが、今日はだいぶ歩いた。仕事はちょっとだけ。だいぶ街と環境の散策をした日だった。

主だったところは、「鮎壺の滝」「柿田川湧水郡の柿田川公園」「中郷温水池公園」だ。10km以上歩いた。山歩きをしていたことがあるが、舗装路の10kmは足がやられる。だからなにでもないけど、土と舗装でそういった違いがあるとだけ。


今回泊まったホテルは風呂が良くていいのだけど、僕の場合はワーキングスペースがあるとより都合が良い。ロビーや共有スペースでデスクワークできるといい。

三島のオーソドックスな(よい意味)食堂はおいしいという確信が高まった。丁寧そうな落ち着いたような生活感もあってホントいい街だ。生活感もいい。つまり気に入った。三島は積極的にまた来るだろうから、より用途にあう宿を調べたい。

それでそれらしいホテルに目星をつけて、鮎壺の滝に向かう途中で外から雰囲気をのぞいた。ワーキングスペース兼カフェらしきところがあった。それと貸自転車もあるみたい。いいかも。次回の候補だ。


そこから鮎壺の滝に向かう。とてものんびりした雰囲気の住宅街を歩く。空が広い。道が遠くまで見渡せる。途中小さめのスーパーに寄った。知らない街を歩くときはスーパーを訪れるようにしている。商店街とか個人店があったらもっといい。なんにしても当地の家庭で買われているものの特徴が感じられる。

旅行者の目線でみると調理要らずのものを見てしまうかもしれない。物によっては全国どこも大差がない。なんならメーカーの違いくらいだったりする。なのでそういうところよりも、全体の棚の作りだとか、惣菜、野菜、肉、魚、そういったものを見て回る。あと僕は普段自炊が多いので、物価もみる。

まず一旦軽く。このスーパーでは、魚はマグロが多いのかなと思った。トマトジュースがなかった?他に気になったことはいったん保留しておく。


とことこ歩き続けて、線路を渡った。よく見渡せる線路だった。写真を撮ったら、なつかし写真みたいだった。周囲に緑が多い。歩行者信号を渡って、坂を降った。公園があって歩いた。

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滝があった。多分、水量が多い。というか今、三島周辺では湧水量が多いと思う。あと駅前の楽寿園の看板に、池は満水と書かれていたし。こういうの発表するんだ!と思った。


鮎壺の滝は、まずは上流側から見た。周囲に住宅やマンションがあって、この綺麗で大きな流れで、びっくりするくらいミスマッチというか。観光地なの住宅地なの?というような。いやぁすごい。家の近くにでかい滝が。というかでかい滝の周りに住宅地が。

山の中の温泉宿に泊まったりすると、川の流れがみえて夜はその音でよく眠れたりするが、日頃からそういう感じがあるのだろうと思うと、いい暮らしだなと思った。1/fゆらぎ、というやつ。

下流方面に向かう。滝が見えた。かなりごうごうと流れている。暴れている。落ちるじゃなくてはみ出している。ドバーが大きく三つかな。あとダーと溢れている感じのもあり。あと、期待の松じゃないけど、大きな木が滝の上や周囲にある。

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公園の遊歩道を進み、吊り橋で川を渡る。途中で木の板がなくてアクリル板だかに。修理なのか下をのぞける気遣いなのか。つまりちょっと透けいていて怖い。そして吊り橋はちょっと揺れる。

渡ったら緑地公園があって、幼稚園生たちがたくさんいた。もちろん先生もいる。街なのだ。人口はまあまあいるんだ。少しまわり道をした。お墓があった。お寺があった。その前に独立した墓があった。多分家が立ち並ぶ前からあるのではと思う。

だいたい昔のお墓って見晴らしよいところにある。でもお墓の下段に家が建って、死者からの景観を塞いでしまった。ま悪気はないのだろうけど、過去と現在ってなかなかうまく噛み合わないものだ。


元の車通りの道に出て、柿田川公園に向かう。道はまっすぐだがちょっと遠い。途中のスーパーに寄った。肉魚惣菜などがおかしい。値段が安すぎる。どうなってんだと思うくらいどれも安い。マグロのカマとかでかいし安いし。合い挽き肉は僕の地元の半分の値段だ。

あと、さっきのスーパーでもそうなんだけど、黒いチャーハン、叉焼?と黄色いチャーハンと二種類ある。この辺りの人、チャーハン好きだな。

三島にきて思うんだけど、中華系は強いなと感じる。いい悪いではなしに、身近だと新興の?台湾中華が多い。量が多くて僕には大変なのだが、そういう感じとは違う。昭和な、町中華というやつだろうか。そういう系がしっかり根付いていると思う。

そのスーパーではプラムとイカフライと紅茶を買った。それを持って公園に向かう。まだ歩く。


国道1号を渡る。大きい道。右手に天然記念物柿田川の看板。一つ目の展望台にいく。めちゃくちゃキレイ。感動。水が沸いている。水中で水が沸いているところをみると、クリアーな水の底で、砂がもうもうと舞って、水が沸き続けている。そうして湧水が集まって、すぐ中規模の川幅になる。

階段を上がって広場に。歩き続けて疲れたので、木のベンチで休む。食べて休んで、ちょっとだけ本を読んだ。そのあとトイレに寄った。

次に第二展望台。ここはでっかい湧き水が真下に見れてすごい。写真スポットだ。青い。綺麗だ。ちょっとびっくりした。実は下調べを特にしていなかったのだ。

次に進む。神社があった。参拝した。そして神社の横を下る。神社はだいたい小高く安全なところ、みはらしのよいところにある。湧水広場で水を観察して進む。木の遊歩道を進むと柿田川が開けてきた。きれー!きれい。すごい綺麗。素晴らしいな。感動。すごいな。うーん。

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公園の散策はこれにて。階段を上がって住宅街の道をいく。中郷温水池に向かう。なかざとおんすいちと読むらしい。

途中は田んぼが多い。それに川が多い。山が二方に見えて遠くまで見渡せる。こういう景色でまあまあたくさん人が住んでいるんだから、なんか考えてしまう。いいなぁ。雄大さと、看板のなさなのだろうか。すごくすっきりした気分だ。

ついた。疲れたけどついた。ここは割と、街中の散歩コースぽい。河原の緑地公園。川が近い。川をのぞくことができるので、切り離された感じがないのがいい。川が池になっている感じで、オイカワだか小魚がいるし、水鳥もよくいる。緑地もあってのんびりできる。

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さてぼちぼち帰りたい。まだ遠いけど。国道1号や、交通量の多い道を進んで、三島の中心地に戻ってきた。スーパーに寄ってホテルに帰る。汗をかいたのですぐに風呂に入った。

その後に夕飯をとりに出かけた。レストランじゅんにいった。ハンバーグのセットをいただいた。ここも良かった。三島は基本がしっかりしていると思った。米は目安にしやすいと思うが、今回行ったお店はどこもしっかりしていて、腕があると思った。


振り返って。あーすごかった。よかった。景色もいいし、ここで暮らす雰囲気や動線上の景色などの一部を疑似体験できた(思い込んだ)という満足感。それに疲れたし、戻ってほっとした。

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あと、三島って、扇状地かな?僕が好きな場所は、なぜか扇状地が多い。

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