親戚は子供を守った◆母は毒親だったのかな
母は私に「お父さんは(私)に甘い」と、ずっと文句を言い続けていました。
父に高価な習い事の道具を、ふたつ買ってもらったことがありました。
でも、そのふたつとも、長続きせずに辞めてしまいました。
母はそれを快く思っておらず、ことあるごとに「高いの買ったったのに続かんかった」「何しても続かん子」と言い含められたし、私の目の前で色んなところに言いふらしました。
それに対して負い目や不甲斐なさ、後ろめたさ、罪悪感があり、言われても仕方のないことと思っていたし、文句を言える立場ではないと受け入れていたのですが
子供たちが大きくなった親戚が、子供たちのことを悪く言わない場面に出くわしました。
お正月の席で、母なら私をかばわずに済ますような話の流れで、いとこは「子供みんな可愛い」と子供を守っていました。
衝撃を受けました。
その時、そう言えば、よその家庭の子供の悪いことや失敗って、あまり聞いたことがないかも、と思い至ります。
私のようなケースでも、「買った」「習い事を辞めた」くらいの情報くらいしか聞かない。
謙遜すれど、決して、子供を貶し落とすようなことは言わない。
ああ、それが普通の親なのかと。目からうろこが落ちる思いでした。