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いきなり𠮟られる幼少時代◆母は毒親だったのかな

幼少期~小学生くらいまでは、母の友人や近所の人からいきなり叱られることが多くありました。

でも、理由は全然わかりませんでした。
身に覚えがないことも多く、でも大人はきっちり私を狙って叱ってくる。
仕方がないので、わけもわからず叱られて逃げる、黙ったり笑ったりしてやり過ごす、という事を繰り返していました。

通りすがりで叱っていく大人

一番はっきり言ってくれて、やっと状況が呑み込めたのが、当時母と親しかった市会議員の奥さんだったO川さんでした。

O川さんも、いきなり私の腕をひっつかんで
「いう事をきかないんだってね、あなたのお母さんが言えないようだから、言ってあげるけどね!」
ときつく𠮟りつけてきました。
私の話など聞く気も聞く必要もないという剣幕。

議員の奥さんだけあって、正義感と説明の上手さに今でも感謝。

でも、たいていの大人は叱りつけて終わりなのですが、O川さんはちゃんと𠮟りつけている理由を教えてくれました。

当時の家は床材がむき出しの昭和の建築で、風呂場で体を拭いて出ないと、風呂につながる床がどんどん傷んでいくという仕様で、当然脱衣所もクッションフロアもないし、たぶんバスマットも今ほど性能が良くなかったと思います。

で、O川さんが我が家に遊びに来て、その傷んだ床を見て、母に説明を聞いた後に、私を見つけて𠮟りつけた…という事らしく。

その時、お風呂の前の床の傷みの話を父から母へ話があったのは知っていたけど、それをすべて私に擦り付けたのだと理解しました。

それまで、理不尽にいきなり叱りつけてくる大人の謎も解けました。

笑い話にするという概念ができるまでは、虐待児のような思考回路。

私が母に匹敵するぐらい美少女で素直でか細くて儚げな可愛い女の子だったら、誰か話を聞いてくれたのかもしれません。
が、あいにく、ふてぶてしくひねくれて癇癪もちで健康的でブサイクの私には、誰も寄ってきてはくれませんでした。

何度も言いますが、基本的に母は良妻賢母型の美人さんです。
母の一人勝ちでした。