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誰にも好かれる美人さん◆母は毒親だったのかな

私の母は美人さんです。

大きなたれ目、たれ眉、色白で人のよさそうなうりざね顔。

美人さん特有の、天真爛漫で明るく屈託のない性格をしています。

また、京都出身なので、言葉も物腰も静かで柔らかく、全体的に穏やかで、たいていの人に好かれます。

うちの近所の奥さんたちは美人さんが多かったけれど、母が一番の美人さんだったのではと思います。

その娘さんたちもみんな美人さんで、自分の娘だけが不細工だったのが許せなかったのでしょう。

母は自分に似た兄を溺愛し、父に似てしまった私を嫌い、毎日ブスブスと言い続けました。


家事の合間に罵られる日常

可愛い服を大量におさがりでもらったことがあったのですが、ブスだから似合わないと言っては次々と着せ替え人形されました。

幼いからわからないとでも言うのでしょうか

小学生のころ、兄にプロレス技をかけられて、額に大きな傷が残りました。
私はまだ小さかったので、それがどういう事がわかりませんでした。
それをいいことに、母は私に「ブスだから大丈夫でしょ」と納得させ、かわりに兄の心の心配をしていました。
思春期になって傷の事で悩んでも、「昔のことやろ。しつこ。」と邪険にされてしまいました。

そんなものなのかなと疑いなく信じてました。


同じような頃、髪を伸ばしたいと言ったとき、「伸ばしたいなら自分で管理する事。できるんやったら伸ばしてええよ」と言われました。

確かにそうだよね、と思ってはいたものの、小学生に髪の整え方がわかるものでもなく、すぐにただの伸ばしっぱなしになり、洗髪するものの、フケもでたりで、相当汚らしかったと思います。

でも、それまでも、整容に手をかけてもらったことがなかったので疑問にも思いませんでした。

最終的には、本や雑誌などから学習したり、見かねた友達やそのお母さんからのアドバイスで徐々に色々できるようになりました。

母に聞いても自分の髪の自慢をするだけでした


不憫に思ったのか、父はよく私を構ってくれましたが、母はそれも気に入らず、よりアタリがきつくなりました。

それを間近で見ていた兄は、今でも私をバカにしています。