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pikako
2018年9月1日 14:27
横にいるプレッシャーを振り払うために私は顔をブルブルと振って両手で頬をパンパンと二回叩いた。力士の取り組み前のように気合いを入れてみた。 二人の待っている電話の方にゆっくりと進んで行って二人の顔を見渡し三人で揃えたように、大きく頷いた。 電話を挟んで両隣にお母様とユキさんは立っていて、大袈裟かもしれないが、今まさに運命が大きく変わろうとする時を静かに待っているのだ。 足元にいる小