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pikako
2017年10月17日 05:52
#42 行きと違って帰りは早く家に戻れたように感じた。山登りのそれと同じなのかもしれない。 時間の経過がわからなかったが、家に戻るとすぐに現実を感じた。お腹が空いたのだ。 「何か食べますか?」顔に出ていたのか、お母様が台所に向かいながら声を出してきた。 みんな無言で家まで帰り、中に入って最初に聞いた言葉だったのでなんだかおかしくなった。夢や幻、非現実的なものに触れても