頑張る意味

私は人より勉強が出来た

でもそれが私を苦しめた

自慢話かよって思われるかもしれないけどそう思うならそれでいい

ある日、友達に勉強を教えた

そのとき言われた一言

『◯◯って勉強しなくても出来るからいいよね』

違う

あなたの何倍も努力してる

なのにそう見えてるんだ

家でも同じ

いい点数を取ってもいい順位を取っても

それが当たり前

出来て当たり前

褒められたことなんてない

誰も私の努力を知らない

あぁ そうなんだ 努力って誰にも認められないもんなんだ

今までなんのために頑張ってたんだろう？

頑張る意味って何？

中学校のとき 部活を頑張っていただけなのに顧問が変わった瞬間みんなが敵になって レギュラーを落とされたり

何もしなくてもなんでも出来て当たり前だと思われるようになったり

誰も私の努力を見てくれない

決めつけられて

悲しくて

でも誰にも相談出来なくて

だって誰がいつ敵になるかなんてわからないでしょ？

だから気持ちに蓋をしていた

だけど

衝撃的な出会いをした

高校生になって初めて会ったあの子

誕生日が1日違いで サバサバした性格もそっくりで

初めて席が前後になったあの日から3年

私のことを誰よりも理解してくれる人になっていた

何も言わなくてもわかってくれる 私の苦しい過去を親も中学の同級生も知らないことを唯一知っている

だから私のことを一番知っているあの子

奇跡だと思う

誰も信じたくなかった私がボロボロ泣きながら頼った人

頼れる人 頼りたい人

大好きな人

社会人になった今 会える回数は減ったけど

くだらないことをLINEしたり

月1で必ず遊んだり

話を聞いてくれたり

肯定したり否定もしてくれたりする

こんなに居心地のいい人は初めて出会った

私を認めてくれる人

そして

大好きなアーティスト

さくらしめじ

一つ年下なのに 彼らから発せられる言葉ってすごく重みがあって

伝えたいことを真っ直ぐ伝えてくれる

これが出来ない私にとってはすごいことで

いつも勇気付けられている

“同じ雲の下”

という歌がある

“雲”

“空”ではなく“雲”

私なりに解釈した

“空”は一つ あたりまえにみんな同じ所にいる

“雲”は形を変える だから一つではない 複数存在する

だから同じ雲の下に入れることなんて難しい

だけど

『悩んだり苦しんだりそういった曇った気持ちのときもいつも一緒だよ』

そう言ってくれているような気がした

上手く伝わるかわからないけど

“空”じゃなくて“雲”なのにはそんな意味があるんじゃないかな そう思った

そしてこの歌詞を高校生の彼らが歌うことで心がじんわり温かくなっていく

さくらしめじはいつもそう

みんなの心に寄り添ってくれる

歌だけじゃない

彼らの起こす行動全てが優しくて思いやりの塊

だからファンも優しい人ばっか

アーティストが良いとファンにまで影響するんだね

私はさくらしめじと出会って4年 いろいろなことがあった

きっとさくらしめじのお二人も辛いこと苦しいことあったはず

同じ年代だからこそわかりあえているようなそんな気がして

彼らにずっとついていくと心に決めた

好きなことさえあれば頑張れる

大切な人さえいれば大丈夫

私はあの子とさくらしめじさえいれば大丈夫だって気が付いたんだ

#君のことばに救われた