初恋を思い出せ

 若ハゲだという理由だけで僕は老いボーボーとバディを組まされました。老いボーボーはキモい遊びに誘ってくるからキモい。「擬似流れ星作ってあいつの願い事盗み聞いてやろうぜ」とか「夫婦喧嘩を細かく刻んでドックフードに混ぜてやろうぜ」とか「カニカマに一泡も二泡も吹かせてやろうぜ」とかはまだマシな方で、この前なんて「取り戻した日常を紐で縛ってやろうぜ」と言ってきたのでぶん殴ってやろうかと思いました。
 
 バディを組んでから気づいたんだけど、そんな老いボーボーにも良いところはあります。今回はそれを紹介しようと思います。
 1つ目は機能性を重視するところです。1つ目はと言ったけど1つしか思いつかなかったのでこれから探します。でも彼をみていると初恋を思い出します。これはチームのみんなもそうだったみたいなので何かあると思います。
 僕の初恋は幼稚園の時。ポケモンごっこをやっていた時、僕が「ポッタイシをやりたい」と言うとその子も「ポッタイシがやりたい」と言いました。運命の赤いポッタイシで結ばれていたのかもしれません。ポッタイシの色違いは分かりづらいですよね。名字は変わってたけど、中学の時同じクラスになってその子の隣の席になりました。でもほとんど学校に来なかったので少ししか話はしていません。おにぎりの具について話した気がする。そんなことを思い出しました。

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