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サウナと、プりン。

こんばんわ、料理人のオリタです。

sio株式会社にて、sioというミシュラン一つ星フレンチや、o/sioというビストロ、今はパーラー大箸という純喫茶で洋食を作っています。


こんな感じです。

お客さんの半分以上が注文するプりン。


かたくて、なめらか。
にがくて、甘い。


このギャップが、最大の特徴です。

一見、違和感を感じるほどに真っ黒で苦いカラメル。
この子が、それはそれは良い仕事をします。


sioイズムのひとつに、サウナと水風呂の関係のように、過度なストレスを与え、それを逃す際の心地よさを味わってもらう、という料理の特徴があります。

例えば今月のsioのコースだと、こちら。

越冬じゃがいも / アンチョビ / ラビオリ

これは、アンチョビの豪快な塩気がストレスとなり、ラビオリに包まれた、甘みを最大限に引き出したじゃがいもにて、緊張をほぐしていただくわけです。


この、ラビオリと全く同じことが起きているのがパーラー大箸のプりン。


苦味=強烈なストレス(サウナ)
甘味=解放地区(水風呂)


このギャップによる心地よさは半端ないです。


最近は、解像度を上げるべく、いろんなプリンを食べ比べています。

プリンの味の構成は大きく分けると3つです。

卵のコク
食感
カラメル

どういうプリンを作りたいかで卵の量、容器、火入れ時間、カラメルの状態が変わってきます。

さらに、生クリームなどで味、食感、香りなどに変化を加えて、オリジナリティを出しています。


生クリームたっぷり卵のコクがしっかり感じられてやわらかなケーキ屋さんのプリンや、牛乳をベースに黒蜜と黒糖でコクのある甘味でふるふる食感のカフェのプリン。



1日2000個売れるビーカープリン、コンビニでも買えるあの定番プリン、など食べ比べました。


どのプリンも甘くておいしい。
それぞれに良さがありますが、どこか落差がないと物足りなくなっている自分がいます。


このギャップが味わえるのは、パーラー大箸のプりンなのです。マジで最高なのです。


そして、ぼくらのプりンは、洋酒で香りを加えてやわらかく泡立てた生クリームが上に乗っています。甘さは控えめ。



さぁ、スプーンを入れてみます。

しっかりかたいのに、なめらか。

がっつりにがいのに、ちょうどよい。


何はともあれ、ととのいます。


このプりン、マジで食べてほしい。
ほんとうに、ほんとうに、おいしいんで。


パーラー大箸は、渋谷東急プラザ6階にあります。渋谷駅から徒歩2分、ビル内の移動を入れても4分でお店に到着します。好立地。


巷では #プリ活 というらしいです。
ぜひプリ活にいらしてください🍮


お待ちしてます!!!!

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