僕らの仕事のスタンス
会社は学校ではないという話が良く出ます。
職場は、仕事を教わる場ではない。成果を出す場であるのです。与えられたポジションで成果を出した先に、さらに新しい仕事が生まれます。やりたいことをやりたいなら、独立するべきです。でも、井の中の蛙のままで、大海原で溺れてしまいます。会社を利用しながら、筋力をつけるべきなのです。
とはいえ、会社とスタッフが対等であるのが、強い組織ではないでしょうか?
会社は守ってくれるものではありません。(会社のフェーズによって、社会的な役割の違いもあるかと思います)
与えてくれるものはたくさんあります。その分、自分も与えなければ対等な関係ではないのです。
会社を利用したければ、会社に貢献するのが一番早いと思います。
また、会社に人が増えてきて出てくる課題は、人と人のコミュニケーションにおける悩みです。
コミュニケーション不足による勘違いや、目の前の課題に対する指導ではなく、感情から生まれた余計な一言から、すれ違いが生まれます。
常に大事にしなければならないことを改めて理解するべく、昨日sioでは全体ミーティングが行われました。
ここから店舗も増えてますます大きくなっていく中で、今いるメンバーは人としてつまらない人になってほしくない。
シェフはそんな想いを伝えました。
マネージャーのメンバーは現場スタッフに対して指導はするべきですが、感情のままに怒るべきではありません。また、職人の世界ですから、多少は兄弟子、弟弟子のような話がありますが、先に入った後から入ったなんて話は、本当に小さなことです。
お客様には関係ないことですから、皿の上に乗せる感情はポジティブなものであって欲しい。そのためには、リスペクトをもったコミュニケーションを常に取る必要があります。
組織の当たり前の基準を作っていくのは、100名以下の時ではないかと思います。
フェーズ毎に社長と社員のコミュニケーションのスタイルが変わる中で、それ以上になると、トップの考えを直接触れる時間も減ってきてしまい、想いや熱量が薄れてしまいます。
今、sio株式会社は社員が40名、アルバイトを入れると100名ほどの組織です。
シズる株式会社を入れると社員が100名を超える日も、そう遠くはありません。
今のうちに軌道修正することで、大きなズレを生まないようにすることが重要です。
とは言え、人を変えるのは難しいこともわかります。
だから、僕らが仲間を募るとき、まず人としての性格の良さで考えています。そうじゃなければ、積み上がるはずのものも積みあがらないためです。能力があればなお良しですが、実績はこの会社で作っていけば良いという考え方をしています。(とある会社の採用基準を完全に参考にしています)
自分のやりたいことをやって得られることは、子どもの積み木遊びと一緒です。
仕事の本当の楽しさは、自分の働きかけで相手を喜ばせられることではないでしょうか。
そのためには、自分を客観的に見ることも大事です。その結果、やりたいこととやるべきことがマッチすれば、おめでとうございます。そのまま突き進むべきです。しかし、そうではないことも多いと思います。
もちろんやりたいこともやるべきことも、わからないこともあるでしょう。
そんな時にまずできることは、相手を見て、自分にできることは何かを考えて行動することかもしれません。
けっきょくのところ、すべては愛と想像力と言えるのです。
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