池上線沿いに住む友人に高校受験情報を整理してみた

まずこんな感じのことを整理していくぜって投稿なので、これが知りたいとかこれはもっと詳しくとか要望あったら教えてくれ。あと、エビデンスはうろ覚えのところがあるし、まだ書いてないところもあるので、その辺は今後埋めていきますわ。

大学進学実績をみるのではなく大学を見学しにいく


まずは、大学受験のことだ。気にならないと言えば嘘になるからな。

しかし実は、高校時代の成績と大学進学先の関係というような研究があって、結果どの高校にいようが結局学力相応の大学にいくそうだ。だから、親として高校の大学進学実績はそんなに気にしなくていい。お前もさ、中学ヤンキーだらけで嫌だったからすげー勉強して受験して高校入って、大学も超一流に行ったわけじゃん。つまり、本人が頑張るかどうかなわけですよ。人の世はマクロでみれば統計だけど、一人の人生でみれば数字じゃないから。つまんねー結論ですまん。

でもそっから逆算するとね、やんなきゃなんないのは高校見学じゃなくてまずは大学見学だな。大学への憧れがあってからの高校見学が順序的にいい。大学を見る機会は親として作ってあげてもいいかと思う。俺が九州で家庭教師してたとき、東京の大学を受けたいといった受験生の親御さんには「ちょっと無理してでも、東京の大学見学してください」と頼んでたよ。

俺自身も、すごく尊敬していたじーちゃんが帝国大学卒、つまり東大卒だったんだよ。俺が高2の冬、センター試験(今は共通テストに変わった)の時期に亡くなっちゃってさ、その時期もあって、どうしてもじーちゃんの見ていた景色が見たいと思って、浪人して体重15キロ減らして入ったわけだ。まぁ俺の場合、社会に出てからは周りの期待値と自分の実力の差が激しくて、お恥ずかしながらこんな感じになってるけどな。研究結果は社会での成功って意味でも正しいかもしれん、笑。無理していいとこいっても辛いのは本人になっちゃうっていうね、なんだこれ書いてて辛いなオイ。

ざっくり言えば、本人が決めて頑張ったら高校はどこでも大学は収まるところに収まるから、親としては本人が大学を決められるように見学の機会を作っていくのがいいんじゃないってこと。  

ちなみに、大学がゴールじゃないって話は当然で、それは進学実績の話とは別にしていきたい。

それでも大学進学実績っていうなら

どうしても気になるっていうならせめて進学実績の数ではなくて、大学合格率でみるべきだな。簡単な数字の話で、絶対値じゃなくて割合で見るべきだろ。えーと、例えば、1000人東大受けて50人入る高校と100人東大受けて40人入る高校なら、後者の学校行くほうが「確率」的にいいじゃん。
俺はこういう考えは好きじゃないけど、現実周りの友達が頑張ってる方が頑張るってのはわかるしな。方向性が大学進学実績なのか?ってとこがひっかかるんだけど、まあいいや。とりあえずな、せめて割合で考えよう。お前ならわかるか、蛇足ですまん。
で、その割合がそのものズバリで載ってるのが市進のサイトだな。俺は晶文社ってとこの電話帳みたいな冊子を一応買った。今度読んだら内容紹介するわ。

気をつけなきゃならないのは私大の合格率だな。今は共通テストによる併願だけでなく、一般受験でも様々な方式がある。例えば早慶上理(と今は括られている)の中で理科大を例に取ると、今やなんと4種類もの受験方法で併願できる。そうすると理論的には何回も同じ大学に受かることができるんだな。進学実績を伸ばしたい学校は、できる生徒にたくさんの大学を複数回受けさせ、合格数を「水増し」することもできる。実際やってるかは知らんけどな!


大学の類型を4種類のマトリックスにして考えるとわかりやすい

じゃあ大学から逆算するとしてだ、色んな大学を闇雲に見ていくのもいいけど、何か軸があった方がわかりやすいよな。なので、教養−実務、英語ベース−日本語ベース、の2軸で考えることを提案する。これは俺のオリジナルだ。

なんでかはまた説明する。
そして図もまた今度作る、笑。

結論としては、
1、何をするかがはっきりしていて、資格や施設がいるなら実務ベースの大学を選ぶ(資格なしでできることなら今からやればいい、というかやるべき)。そこに行きやすい高校を選ぶ。シンプルに。
2、将来海外で仕事をしたいなら英語ベースの大学を選ぶ。英語をツールとして使っている環境にいないと(英語を学んでるだけでは)、結局英語は使えるようにならないってのは、俺たちくらいの歳になると悔しいくらいにわかってるよな。
3、何をするか決まってなくて、海外にいく気もなければ、日本語−教養ベースの大学から選ぶ。これまでの大学の選び方は一般的にはこれ。この中でどう選んでいくかとなると、資格としての学歴以外の軸だと、これから示すように家からの距離と大学受験の有無(=大学一貫校か否か)くらいの軸しかなくて、ぶっちゃけランダムに見ていくことになるかと思う※。

※本人が資格としての学歴が欲しいのであれば、その大学への推薦枠が多くて高校の偏差値が低い、つまり成績を取りやすい高校で推薦を狙う。一般受験なら成績関係ないわけだから、もし推薦取れなかった場合は、最悪浪人して勉強すればいい。

ここでは敢えて研究という軸を捨てた(何をするかで一括)。研究領域は、数学や理論物理といった自分の才能が際立ってわかるような分野でもない限り、知識としても人生経験としても多くの高校生には決められないだろ。大学で学んで視野が広がって、その中で見つかったら、その分野で優れた大学院を目指す方がいい。東大や東工大みたいな(彼らだって世界から見れば部分的な分野で優れた研究室があるってくらいに過ぎない)大学であれば、内部進学が有利となることもあるかもしれないが、どうせこういった大学に入るにはめちゃくちゃ受験勉強しなきゃならない。というわけで、研究分野で大学を選ぶのは、世間的には王道だけど、実際の中高生が判断するって視点で機能的とは言えない。

家からドアトゥドアで45分以内、満員電車を避けられるルートがあるのが理想

近けりゃ近いほどいいに決まってるし、満員電車もQOLを下げるので避けたい。お前もフルリモートになったと聞いたけど、満員電車、絶対ない方がいいだろ。「若い頃は苦労すべき。糧になるから」という人もいるが、意味のある苦労と意味のない苦労がある。自分で選べない苦労はない方がいいに決まってる。適切ではないかもしれないが、その論理で言えばDVを受けている人は最強になれるということになる。絶対にそんなことはない、被害者だ。それと同じで、満員電車も遠方への通学も避けられるなら避けるべきだ。
45分って書いたのは、通勤時間が45分を超えるとQOLが下がるってリサーチがあったから。探しておきます。。。




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