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祖母との思い出 仕事編

祖母は働き者だった。

80歳を過ぎても、シルバー人材センターからオファーが来ていた。(ご指名だったそうな)

祖母は丁寧な仕事で、誠実で、真面目なところが好まれていたのだろう。

草むしりを頼まれたお家で、お昼をごちそうになったり。

「お孫さんに渡して」といってお菓子を持って帰ってくることもよくあった。

仕事がない日は縁側で新聞を読んでいた。

毎日、干支占いを見て「お、今日もいい日だ」とワクワクしていた。

いくつになっても気持ちが若い人だった。

小学生の頃、祖母の仕事を手伝ったことがある。

トイレ掃除の仕事だった。

トイレ掃除なんて誰もやりたがらないけど、ばあちゃんとやるトイレ掃除はなんだか楽しかった。

汚いとは思わなかったな。不思議なことだ。

そんな仕事の思い出。