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読書記録「ほんとはかわいくないフィンランド」芹澤桂

表紙が可愛いかったのと、最近ムーミンバレーパークに行ってフィンランドや北欧の文化に興味があったので、買ってみました。

フィンランドについて知っていること。
サンタさん、海賊、ムーミン、サミ・ヒーピア、オーロラ、マリメッコ、サルミアッキ、サウナ。予備知識はこれくらいしかありません。

カモメ食堂を観て素敵!と思ったおしゃれな家具やテキスタイル、港町は本当にあるようです。すてき~。

日本人は家族や恋人、仲のいい友人と温泉旅行に行くけど、フィンランド人は同じようなノリでサウナに入る。日本と同じ「裸同士のお付き合い」の文化がある国、なんか親近感が湧いちゃう。

リコリス・サルミアッキ味(和名では甘草)のお菓子はフィンランドでは概ね愛されているらしく、もっとも有名なサルミアッキや、リコリス・サルミアッキ味のガム、チョコ、ヨーグルトなんていうものもあるらしい。すごい。食べたくないけど、食べてみたい。

移住先のフィンランドでの出産(初産)は異文化だなあと思うところもたくさんあって、興味深く読めました。日本のほうが親切かなあ。(良し悪しはおいといて)
日本も最近は父親も積極的に出産・育児に参加するようになってきているけど、フィンランドはより当事者意識が強くて、男性も育休を当たり前にとれる世の中なのは本当にうらやましい。

あと、なんといっても、クリスマスが素晴らしい。サンタさんの国のクリスマス。キラキラが止まらない。キラキラが。
レストランのクリスマス時期限定メニュー、クリスマスマーケット、外で飲むホットワイン、ホームパーティー、クリスマスツリー。素敵すぎる。
サンタさんが生出演して子どもたちと交流するテレビ番組があったり、クリスマスを国中で祝う文化は、サンタさんの国!って感じがします。

フィンランドのクリスマスには到底勝ち目がないですが、日本のクリスマスも大好きです。我が家のクリスマスは近所に住んでる親戚での持ち寄り形式で、大きなチキン、ちらしずし、唐揚げ、お吸い物、ケーキ。忘れちゃいけないケンタッキーのバケツ。あとアンパンマンポテトもどさっと群れで用意されてました。この和洋ごちゃ混ぜでまるで節操のない、クリスマスなのか雛祭りなのかわからないようなメニューが大好きです。

クリスマスが豪華な分、年越し、年明けの食事がソーセージとポテトサラダなのも、潔いです。クリスマスとお正月、どっちも豪華じゃお母さん大変ですよね。

フィンランドらしい生活や異文化を知ることができて、楽しかったです。
続編もあるようなので、近々読んでみようと思います。




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