愛情のバトン
クッタクタに疲れ切った夜。
積み残した仕事を意識しながら、今日はもう頑張っても時間の無駄だなと思い、半ばヤケクソでお酒を飲みなが
らヴォイストレーナーでYou Tuberの #しらスタ さんのチャンネルを観ていました。(解説がわかりやすく、おしらさんのキャラクターも好きです)
そしたらなんと、そこにAiさんが出演‼️
Aiさんはアラフォーの私にとって、青春を代表するアーティストの1人。うわー、と思って喰いつきました。
その回は、「アルデバラン」の解説でした。
実はこの曲、私苦手なんです。職場の食堂でお昼を食べる時に大抵NHKの朝ドラ再放送が流れているのですが、
サビを聴くたびに涙が出てきてしまうから。
あのAiさんの歌声で、「笑って、笑って、愛しい人」という一節を聞くだけで涙が堪えらなくなるのです。
この曲、
「笑って 笑って 愛しい人
不穏な世界に 手を叩いて
君と君の大切な人が幸せであるために
祈りながらsing a song」
という部分、ただ聴くだけで完全に涙腺崩壊します。(周りから見たらだいぶ様子のおかしい社員ですね)
自分が子どもに祈る一番の願いであり、多分親が自分のために願ってくれたことと一緒だろうと思う歌詞だからでしょうか。
この歌詞を読むと頭をよぎりるのは、昔、母方の祖母が嫁ぐ時に、曽祖父が周りに借金してでも嫁入り道具を揃えてくれたという話。
祖母は、貧しさと戦争故に叶わなかった自分の学問と音楽に対する情熱を、母に注いだという話。
そしてその母が、自分が望んでも叶わなかった願いを私に託してバトンを渡してくれた記憶。
そうやって、子どもの幸せを祈った人々の先に自分が立たせてもらったことに気持ちが向かってしまって、涙なしには聞けないのです。
そして私自身が我が子にも、「笑って 笑って」といつも願っている。
泣きながら曲を聴いていたら、乾涸びかけた心に水が注がれ、少ししゃんと背中を伸ばせるような気になるのがが不思議です。やっぱり芸術には人を力付けるのですね。
そして自分が今享受する「生」は、先人から贈られた贈与だと改めて実感しました。無力なまま生まれてくる人間は、大小の差はあれそんな贈与なしには大人になることすら叶わないですものね。
皆さんが今「笑って」と願う人はどんな方でしょうか?
どうかそう願う方に、それを伝えてください。
いつでも気持ちが伝えられるとは限りません。
何度言ってもいいことは、何度でも伝えてください。
そしてどうかあなた自身が、笑ってくださいますように。
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