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小説『ステップ』を読み終えて、長女の保育園時代を振り返る

重松清さんの『ステップ』を読みました。

この小説を知るきっかけは、映画の予告編でした。

わずか1分20秒くらいの予告編で涙し、数日後には文庫本を購入しました😂

おおまかなあらすじは、1才半の娘を残し病気で他界した妻。残された父親と娘が、さまざまな人と出会い、別れ、助け、助けられながら、長女が小学校を卒業するまでの成長を描く物語です。

通勤電車の中で涙目になりながら、鼻水をすすりながら読む日々でした…😢

うちの長女は、1才の誕生日を過ぎて妻の職場の事業所内保育園に入り、4才(年少)から公立保育園に変わりました。

その公立保育園が私の通勤経路上に位置していたことから、私と長女の登園が始まりました☺️

私のイメージというか予定では、自転車の後ろに載せて行くつもりだったんです。

それが直前の3月末になっても、

「怖い~、怖い~」

と言い、自転車に載るのを拒否😱

結局、年少さんの1年間はうちから10~15分かけて一緒に歩いて登園となりました。

最初のうちは友達がいないから、楽しくなかったのでしょう。

涙ぐみながら歩いていく日々でした…。

うちもまず、担任の保育士さんI先生に助けてもらいました。

園長先生も接することが少ないはずのうちの子を覚えてくれて、「○○ちゃん、おはよう!」と声をかけてくれていました。

I先生や園長先生のことが大好きになり、少しずつ友達ができ…

5月のミニ運動会には、張り切って参加することができていました👍

毎朝は…慌ただしかったです😢

当たり前ですが、子どもはこちらの思うようには動いてくれず…

「NHKはなぜ8時から『おかあさんといっしょ』を放送するのか?全然着替えが進まないじゃないか!?」と何度恨んだことか😰

遅刻しないかとハラハラしながら、早足になったことは何度もあります。

反対に余裕を持って出発した日は、しりとりをしながら歩いたり、新しい友達の名前を教えてもらったり…

年中からは自転車の後ろに載せて登園しましたので、年少の1年間のみ手をつないで歩いて行きました。

今年から小学生ですから、当然子どもたちだけで登校しています。

今にして思えば、朝の支度は大変だったけど、毎朝手をつないで歩いて登園できたことの幸せを感じてます☺️

行事で印象的なのが、年長の運動会です。

年長組が竹馬で園庭を半周するのが、毎年恒例になっていました。

9月の運動会に向けて、7月頃から竹馬の練習をしていたと思います。

裸足で乗るため、両足の親指と人差し指の間にマメができて、破れて血が出て、絆創膏を貼って…の繰り返し。

でも、「嫌だ」とか「保育園に行きたくない」って言わなかったんです。

「上手な子ほど、竹馬の足台が高くなっていくんだ」と話していた長女。

本番の運動会には、最も上手な子より少し下の位置まで足台が上がっていました😲

運動会の前日、

「竹馬の時は集中してるから、大きな声をかけないでね!」

と念を押されました😅

そして、迎えた運動会本番。

「竹馬パレード」という演目で、観客席にいる両親に目をやることもなく、しっかり前を向いてゴールに向かいました。

ハプニングがあったのは、かけっこのゴール地点で一緒に走った子と接触して転んでしまったこと。

膝をすりむけば泣いていたはずの長女が泣くこともなく。

何事もなかったように、リレーを走りきり…。

年少の頃、涙ぐみながら歩いて登園していた場面を思い出し、

「成長したんだなー」

と、しみじみ…。

この保育園に3年間通うことができてよかった、と感じました😊

卒園式の後に、先生から

「ランドセル姿、見せに来てね!」

と言われながら、このご時世のため自粛してます。

ランドセル姿で遊びに行って、懐かしい話ができる日が早く来るといいな、と思います。

まだまだ思い出は尽きませんが、また別の機会に書いてみようと思います。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました☺️