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【#この仕事を選んだわけ】〜朝刊配達編〜

日の出が遅くなり、朝晩の冷え込みが強まる季節になると、僕は朝刊配達をしていた高校1〜2年の頃を思い出します。

朝刊配達のアルバイトを始めたきっかけは単純なもので、

「野球部の同級生がしていたから」

アルバイトしてるってカッコよく見えたんですよ😅

アルバイトを禁止の高校だったのですが、野球部の顧問は変わった先生で、

「新聞配達ならしてもいい」

と言われましてね。

両親の承諾を得て、高校1年の9月頃からスタートしました。


当時は、朝刊が営業所に届くのが午前3時頃。

そこからチラシを入れますが、僕は配達のみだったので午前5時頃に出勤。

僕が配達する120部くらいの朝刊を、自転車の前のカゴに入れ、残りを後ろの荷台に括りつけ…。

配達するエリアに出発です🚲

たしか初日だけ先輩が配達するのをそばで見ていまして、翌日から一人で配達だったと思います。

地図を渡され、配達先の家は色が塗ってありますから困ることはありません。

1週間くらいすれば、地図を見なくてもどこに配達すれば良いか覚えました。

ツライのは雨の日…。

傘をささずに合羽を着て配るのですが、とにかく新聞を濡らさないこと😑

冬の雨は冷たくて、手足とも指先の感覚がなくなるんですよ😣

そして、何と言っても最大のヤマ場は『元旦』💀

普段と同じくらいの朝刊に加えて、テレビ版やスポーツ版、そして膨大なチラシが加わってやたら分厚いんです…😱

一度に自転車に載せることができる量も10日分くらいのため、営業所から車で中継地点まで持ってきてくれました☝️

良いことは、配達が終わって営業所に帰れば、スポーツ新聞が読み放題だったこと😆

プロレス好きだった僕は、「九州スポーツ」(東京スポーツの西日本版)を毎日読んでましたね👍

配達を終えたおじさんたちから、

「おっ、九スポか!? エッチなとこ見よるんじゃろうが!」

って冷やかされながら…😅


その反面、犠牲になったのは学生の本分である学業ですね…😓

朝5時から動けば、当然授業中は夢の中…

1時間目はほぼ全滅だったと思います😓

授業だけでなく、試験でも同様で…

※新聞配達は試験でも休めません。

英語が苦手だった僕にとって、英語の模擬試験は悲劇でした😑

だいたい1問目って、長文読解で…

やたら長い英文を眺めていると…

睡魔に負けて…

ハッと気がついたら試験終了5分前…なんてこともありました😭


朝刊配達のアルバイトは、高校2年が終わるまでの約1年半でしたが、今でも「やってて良かった」と思えます。

雨の日でも、寒波の時期でも、変わらずに配達してくれる人への感謝を忘れません。

ちょっとくらい朝刊が濡れていても気にしません😉


朝刊に限らず、物を届けることは誰かがしなければならない仕事ですよね。

「人のため、社会のために働きたい」

そんな崇高な思いではなく、アルバイトする友人を見て「カッコいい」と思って始めた新聞配達でしたが、

心から「やって良かった」と思える仕事でした👍

何年か後に、うちの子どもが朝刊配達をしたいと言えば、間違いなく賛成すると思います☺️

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


#この仕事を選んだわけ