【#業界あるある】医療福祉職場の専門用語・略語
僕は大学を卒業して、医療機関に就職。
医療ソーシャルワーカーとして勤務して、ケアマネ資格を得た後に、現在の社会福祉法人に転職。
気がつけば、医療福祉の業界で働き始めて20年が経ちました。
今回は、医療福祉業界の「専門用語」「略語」を振り返ってみたいと思います☝️
大前提として、利用者さんやご家族にはなるべく略語や専門用語は使わずに、伝わりやすい言葉に言い換えます。
けど、ついつい言ったり書いたりしてしまうのが専門用語であり、略語なのです😓
ちなみに、略語については職場や地域によって違うと思いますので、ご了承ください😉
それでは、まず1つ目。
『生保』(せいほ)
一般的に生保といえば「生命保険」ですが、
福祉業界では「生活保護」です。
「生保の担当者に確認しといてね」
という使い方をします☝️
2つ目
『WC』
これも一般的には、トイレですよね😅
最初の職場では、「車イス」の略語として使っていました。
転職してからも記録にWCと書く僕に、先輩が言いました。
「WCってトイレだよね?」
あー、ここでは通じないんだな…と感じました😅
3つ目
『サ責』(させき)
訪問介護事業所にいる「サービス提供責任者」の略語ですね。
ケアマネになりたての頃、先輩ケアマネに
「あの事業所のサ責は話しやすい人だよ」
って言われても、何のことかわかりませんでした😥
4つ目
『やむ措置』(やむそち)
これは行政用語と思いますが、「やむを得ない措置」の略語です。
虐待などにより、契約ではなく、措置による入所をする場合に使われます。
「今回は、やむ措置でお願いすると思います」
という感じでサラッと言われます🤔
5つ目
『区変』(くへん)
「区分変更申請」の略語として使っています。
介護保険の要介護認定は有効期間があります。有効期間までに身体機能が低下したり、認知症が進行したためサービス利用を増やす必要があるときに「区分変更申請」を行い、要介護認定を見直してもらいます。
※必ずしも要介護認定が変更になるとは限りません。
ちなみに、有効期間が切れる60日前に行う手続きは「更新申請」と言われます☝️
ケアマネさんは、「では区変しましょう」という感じでサラッと言われます🤔
6つ目
『DH』
これは、理学療法士=PT、作業療法士=OTのように、ある職種を表す略語です。
僕は特養に勤務するまで使ったことも、聞いたこともありませんでした。
プロ野球などでよく聞く「指名打者」ではないですよ😆
正解は、「歯科衛生士」です。
Dental Hygienist(デンタルハイジニスト)の略語みたいです。
特養勤務となり間もない頃、「DHさんが呼んでますよ」と言われて、「??」って固まりましたね😅
7つ目
『カマグ』
これは、便秘の時に使われる薬です。
正式には「酸化マグネシウム」ですが、「カマグ」(さんカマグねしうむ)と略して呼ばれることが多いです。
高齢者は、水分量が少なかったり、腸の働きが悪くなったりして自然排便が難しい方が多いですね😥
ちなみに、うちの長女も3才頃に便秘に悩まされ、1年くらいカマグを内服してました😓
では、最後の8つ目です。
これがわかる方はすごい😳
漢字で書くとわかりやすいので、あえてカタカナで書きます。
『リチャクショー』
僕が特養勤務になって、わからなかった言葉ナンバーワンです🤣
使い方としては、
「リチャクショーに時間がかかってます」
などと言われます。
最初に聞いたとき、「リ・チャクショーさん」という中国人の入所者さんがいるのかと思いました😵
もうお分かりでしょうか?
漢字で書くと、
「離着床」(りちゃくしょう)です。
つまり、ベッドから離れること=「離床(りしょう)」と、ベッドに横になること=「着床(ちゃくしょう)」を合わせた略語だったんです😳
ついつい使ってしまいがちな専門用語や略語。
今日はごく一部を紹介してみました☝️
医療福祉の分野以外にも、専門用語や略語ってあると思うので、
「こんなのあります!」
という言葉があれば教えてください😆
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。