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東京マラソン膝栗毛 第6回  (レース後半編)

蔵前橋を渡りハーフをほぼ予定通りのタイムで通過する一方で、右足首の違和感が増す中、ここから10kmは我慢の時間が続くだろうと覚悟しながら走っていると。。。。

「大熊さ〜ん!!!」と左斜め前方から大声が聴こえる。仕事で大変お世話になっているMさんが何と応援に駆けつけてくださった!思わぬサプライズに思わず笑顔が溢れまくる!

22km付近での勇気づけに心から感謝❣️

24km地点の門前仲町前で折り返し28kmの蔵前橋まで戻り、ゴールまで残り10kmの銀座手前まで、我慢の10kmを乗り切れたのは、本当にこの応援のお陰でした。苦しい時だからこそ誰かの支えを必要とする、人間の本質を痛感しました。

しかしながら、ラップタイプは徐々にスローダウンし、30kmでは7分/kmへと落ち込みました。32kmの銀座手前では、関西から応援に来てくれた弟から、刺激剤のコーラを補給してもらい、最後の10kmを一気に駆け抜けるという事前の目論みがあったのですが。。。

32kmにてコーラ飲んだ直後の表情

暑さもこの日の絶頂、一旦立ち止まってコーラ飲んだら、一気に緊張が解けてしまった感じで、なかなか元のペースには戻れません。右足首の違和感は確実に痛みとなり、かばいながら走っていた負担が左膝にも出始めました。それでも、ゴールに向かって前へ進みながら、これこそ東京マラソンという風景で、この一枚は忘れずに撮影。

銀座和光前、笑顔がやや引きつっている

この後は、もう1kmだけ頑張ろう、もう1kmだけ頑張ろう、それだけを考え続けましたが、35kmを超えると足が前に出ないんですね、全くと言っていいぐらい。37kmまでは歩くのも精一杯という感じ。

逆光と逆境で、東京タワーの見え方は朦朧に

この状況だと、目標タイムはおろか、サブ5も厳しいとわかっていましたが、何とか残り5kmは走ってゴールしたいと、ゆっくりながら再び走り始めました。陽も少し翳り始め風も急に冷たく感じられる中、ひたすら前へ前へと向かい、漸く残り1km。力尽きて転ばない様に、背筋伸ばして、ピッチ走法で小刻みに、颯爽とは行きませんでしたが、皇居前のゴールに無事到着❗️タイムは、5時間5分38秒😢 やはり最後10kmでの失速が響き、目標タイムから30分以上も遠ざかってしまった悔しい結果でした。

完走‼️ 失速したとは言え、やはり嬉しい‼️

(次回最終回は、全体の振り返りと次のレースへの意気込みなど)

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