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コンテンツ視点で考察&妄想する10年後のビジネスモデル

2007年に書いた入賞論文(←プチ自慢)が出てきた。

http://scs.jiaa.org/dbps_data/_material_/localhost/release/jiaa_10years_ronbun_publ.pdf

要旨。

メディア(Media)とは、人と人が情報やコンテンツを伝達(コミュニケーション)するために必ず経由しなければいけないもの。伝えたい/伝えるべき情報やコンテンツが存在しなければ、メディアの存在理由はそもそもない。
「デジタル技術の進化」「通信インフラの進化」「機器としてのメディアの進化」によって、パラダイムシフトが起こった。メディア領域とコンテンツ領域における「常識」や「価値観」は、劇的に変化した。今後も、「デジタル技術、通信インフラ、機器としてのメディア」は確実に進化を続けていく。しかし、10年後のメディア環境を考察する上で、この3つは決して主役(肝)ではない、と私は考えている。
繰り返しとなるが、「情報やコンテンツが存在しなければ、メディアの存在理由はそもそもない。」つまり、10年後のメディア環境を考察する上での主役はコンテンツである。
10年後のコンテンツメーカー&プロバイダの中心は、現在の民放テレビ局と新聞社となり、両者のアライアンス関係は強化される、あるいは「コンテンツコングロマリット化」が進み3社程度に集約されている。
アメリカの「Hulu」を参考に、日本に登場したオンラインテレビ動画サイト「J-Hulu」によって、10年後、コンテンツメーカー、企業(広告主)、広告代理店、そして生活者の、4 者間のwinwin関係が成立している。
今後10年の間に、マスコンテンツ領域とコミュニケーションコンテンツ領域の融合が進む。これまでには存在しなかった新しいコンテンツ領域が開拓され、新たなビジネス領域となっていることだろう。

ご興味あれば。

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