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えいようの話

二〇一七年十一月二十三日木曜日

雨のち晴れ

ここのところ、湯川秀樹さんの本、好奇心をひろげたり深めたりする類の本を読んでいた。日記を書く、その栄養のような本をそろそろ読みたいなとなって、そうなるとだれかの日記か物語になるのだけれどうーんと本棚を眺めて、引力、すっと手がつかんだのは峯田さんの日記だった。ホコリをかぶって、はじめて読んだとき以来大事な棚にいるけれど置かれていて「おひさしぶりです」だった。

目次だけでも、ああこれだあとぐびぐび喉がなる。意味なんてない、あるけどない、そういうせかいことばにいる触れるとじんわりほぐれる。あらゆる好奇心が、それを知るための新書のようなよみたいものもたくさんあるのだけれど、どうしてだかそれを読んでいるとからからになってゆくところがあって長いこともたない。あっちもこっちもバランスよくできたらいいのだけれど。

それにしても、峯田さんの言葉はきもちがよくて、なんだろうなあひとなつっこくて、ひさしぶりに吹き出した。

晩ごはんは、塩きんぴら、冷奴、ひき肉とやさいのカレーライス(にんにく、生姜、カブの葉、大根の葉、カブ、大根、玉ねぎ、人参)。

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