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鞄図書館

二〇一七年八月二十一日月曜日

曇り晴れ

じぶんのお店を持ち、じぶんで決めたはじめてのなつやすみ最終日に彼女はわが家にきてくれた。しゅっといい顔をしていて、ひとつひとつの話にじぶんの意見を溢れるという様子で返している姿が印象的だった。出会ったころの彼女はとても素敵な自分を信じていなかったから。

わたしの書く文字にスポットをあててくれて、彼女のお店のメニューをかくという依頼をくれた。そして今度はお店での展示販売と参加型企画の依頼。彼女とこうやって仕事をすることになるなんて、十三、四年前のわたしたちは想像なんてしていなかったなあ。生きるっておもしろい。これまでやってきた仕事がこうやって、これからのわたしにも活きてくる仕事をしてゆくのかしら。

帽さんも、あいこちゃんも、紹介したひとみんながともを好きになる。のんさんもすっかりとものことが大好きという様子だった。家にあそびに来たひとを見送るときに泣きそうになるというのははじめてみた気がする。

夕ごはんは、鯖の塩焼き、焼きズッキーニ、キムチ。お昼にたべたプーさんのカレーでおなかがそんなに空いていないのでつまみごはん。


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