つばめの本屋

二〇一七年五月十八日木曜日

晴れ

のんさんは「はい」と急に落ち着いたトーンで返事をするときがある。返事がなくても、彼女はだいたいわかっている。そう思うことは多々ある。

今週は、早起きをして帽さんを見送る習慣がついているのんさん。二度寝の前「きょうはまやちゃんと電話で話すよ」と伝えると、瞳孔がぐっとひらく。浅い眠りだったのかすっきりとはしていなかったけれどskypeの約束に間に合う時間にしっかり起きてきた。いつもなら眠っていることもある時間なのに。携帯電話の画面の向こう、ばあちゃんではないひとが手を振っているからか、寝起きだからか固まって声がなかなか出ないのんさん。「かんぱーい」はちいさな声で言うのだった。

だいすきな家族のかおをひさしぶりにみると、ああ愛おしいなあうれしいなあのきもちがむくむく膨らんでいった。とてもとても元気をもらう。どんな場所でも工夫してファイトする彼女はどこにいたって彼女なのだろうなあ。

夜ごはんは、人参しりしり、小松菜のおひたし、ポテトサラダ、ステーキプレート（ごはん、レタス）。

とってもとっても母に送ってもらったステーキがおいしくて、帽さんもうなる。これなら、肉たべたくなるって。