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右手の、いるところ

二〇一七年十二月二十四日日曜日

はれ

帽さんのおつかいについて行こうと、三人で出かける準備をする。出発する前にあいこちゃんにお皿を返すと、のんさんはすーさんとたのしくなって家に入りたがる。ひとみんも来ていて、クリスマスケーキを作るよと誘ってくれていた。「のんさんだけでも来る?」という提案でひょんなことからのんさんが生まれてからはじめてふたりで出かけることになった。

おつかいを終えて、カウンターのらーめん屋さんへ。母がくれた図書カードで、帽さんは『アースダイバー』『惑星の風景』『子どもを「人間としてみる」ということ』、わたしは『帰ってきた日々ごはん3』『くんじくんのぞう』『ちぐはぐな身体』、のんさんすーさんへ『かおノート』を買う。今のわたしたちはそれぞれこんな興味のなかにいる。

晩ごはんは、水炊き鍋、ごはん。

のんさんはすてきなケーキを作っていた。食べていなかった。見せてくれるためだったのかもしれないし、つくって満足したからかもしれない。家に着くと「あっぺい!」とのんさん。お風呂に入ってから眠るがいいなと横にならずにテレビもつけたまま授乳したけれどこてんと眠った。

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