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ぶらさがる珈琲豆

二〇一七年五月二十八日日曜日

晴れとくもり

汚れる前提に買う服

とっておきの日に着るための服

服を汚す仕事をする
服を汚さない暮らし

仕事に合わせて 暮らしに合わせて 服に合わせて

何に合わせて身に纏うもの手にとるものを選ぼうか


しろっぽい洋服を着ていると 落ちつくなあと感じるこのごろに、わたしは泥だらけの靴を履く彼女を抱っこする。

絵の具がはねてついたズボンならなんだか胸をはって着ていられるのに、泥やらケチャップがとびついてきたシャツは手にとるのに躊躇する。


洋服からどんな生活でいたいかをかんがえる。

そうしてもうひとつは、洗濯上手になれたらいいな。


とっておきではないを選んだようにかんじるそれも道をつくってしまうなあとおおごとにうつむくあたまと、うごきやすい作業着を纏いはたらく姿を眺めてそんなことを思う。

やったーラッキーとポップに思う日があってもいいのかな。けれども、ひとつもはずしたくない、そういうきもちでいたい、とも思う。

夜ごはんは、蒸したとうもろこし、焼き塩豚、ぬか漬けたまご、おばあちゃん煮残り、味噌野菜炒め残り、ごはん。


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