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まっくらやみをとりもどせ

二〇一七年二月二十八日火曜日

晴れ

バス停に向かう。公園をとおって。

しかしほんとうに機械の音がずっとしている。車がいくつも公園のなかにいる。それはお隣さんとぶつかってあぶないからなのかもしれないけれど、ほそくてわかい枝はばっさばっさと切られ、不格好な木がいくつもならんでいる。そこをそんなに急ぐひつようがあるのだろうか。なんだかの予算をつかわないといけないという理由なのだとしたら、あんまりだ。

目にはいるとかなしくて、耳にきこえるとくるしくて、どうにもこうにも落ち着かなくてこの公園にいるのがつらくなってきている。用事ついでに隣の公園でお散歩をする。しずかで、鳥もたくさんいる。

からすがよくいる真っ暗な雑木林のようなエリアの木がいくつかなくなり、枝が切られている。また闇をなくすのか。にんげんは闇がこわい。ひかりを灯して、闇をなくす。わからないこと、ぞくぞくするまっくらやみが近くにないと、まったく困ったことになるとわたしは思う。

これはけっこうなストレスになっているのだなあときょう気がついた。

夜ごはんは、水炊き二日目、ニラと海苔の佃煮、ごはん。

白菜があまくてあまくて、あまくておいしい。おいしいからポン酢をかけずにそのままたべた。のんさんも、白菜や椎茸、鱈や鶏肉から出たおいしい出汁をのんでは「っぱぁぁぁぁぁぁぁ」とくりかえし、三杯ほどのんだ。

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