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赤いうま

二〇一七年十二月十二日火曜日

はれ

ケチャップライスをお弁当箱につめて外へ出る。のんさんの相棒なまけもののぬいぐるみ、かめちゃんも連れてゆくと靴まで履かせるものだから、車に積んだままのベビーカー(イベントに出るときにレンタルしたもの)に乗せて行ったらいいかなと出してみる。「乗る」と言う。かめちゃんはお留守番になり、のんさんがベビーカーに乗っての散歩になった。

ゴザを敷いてごはんをある程度頬張るといつものように駆けまわる。今日はどういう理由か靴を脱いだ。靴下のまま靴を持ち、声をあげて踊りながらずんずんずんずん向こうのほうまで。みえなくなりそうになって、立ち上がり様子を見ている。祈りだ。舞いだ。これ以上みえないところまで行くのはしんぱいと思いながらも、もうさいこう!どんどんゆけーというきもち。惚れ惚れする。ふっと我にかえったようでわたしを見つけ「かっか・・・た」とつぶやきながら帰ってきた。またしばらくすると方向を変えて橋のほうまでまた踊ってゆく。これだけのびやかに舞っていられるそれぞれひとりになれる公園でありがたい。植物と土と昆虫とかがいて川が流れてそれだけで十分なのだ。彼女はとてもほくほくしたかおをしている。

晩ごはんは、昨日のとりとカブのグラタン、きんぴらごぼう、ステーキ(レタスと水菜のつけ合わせ)、ごはん。


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