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インドと春風

二〇一七年三月二十九日水曜日

晴れたり曇ったり

さて、きょうをどう過ごそうかと帽さんと布団にて。帽さんの目覚ましで起きたのはのんさんで、目覚ましでうとうとを何度も妨げられたけれどようやく眠れて深く眠っている。

お互いにかんがえていくつかの提案。これはなんというか、あっとうてきが必要なのではと、あたまの使いすぎたから身体でどひゃーーーーっとかんじるが必要なのではないかなと、いくつかのなかに
「大阪行くの、どうだろう。」と。

日曜日に小山へ行くことは決まっている。「現実的な提案として、三十一日の午後から益子と水戸芸術館と小山というのがいいかな、と。」と帽さんは言った。わたしはけっこうとっても現実的な案なのだけれどなあ。

朝ごはんの支度と同時にロールキャベツ作りをはじめる。帽さんが「ひとまず食べよう」と言ってくれて朝ごはん。つくるをはじめると止まらなくなってしまって、ひとりでいたら朝ごはんを食べ逃していただろうなあと思う。

ホットケーキたべていないね、とお昼をホットケーキにすることに。毎度ホットケーキをつくるのは帽さん。のんさんにとっては、ホットケーキといえば父が作ってくれたとなるのだねーなんて話す。ひさしぶりのホットケーキ、おいしかったなあ。おいしかったなあ。

夜ごはんは、うの花、春キャベツのしろいロールキャベツ、ごはん。

帽さんが時間をつくってくれて、お品書きはとても進んだ。書けば書くほどに、書きたい字になれなくてなかなかとても苦しい。どうしてだかじょうずに書こうとしている。そうすると、おもしろくないじょうずじゃない字になる。

そのひとが正直でいる手本、そのひとでいるようそっち側にひっぱる係だとあいこちゃんが言ってくれたことを帽さんに話すと、なるほどねーと納得して「芸術よりのひとなのだね」と言った。
大人になる助けをするひとと、こどもをとりもどす助けをするひと。帽さんは揺れている。

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