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たぬきにマラカス

二〇一八年一月十八日木曜日

曇り

金曜日も土曜日も買いものへ行けなさそうだなあと、ふっと思い、やさいを買いに自然食品のお店へ行くことにする。公園でお昼をたべようとおむすびとお味噌汁を準備する。どこかへ行く準備をする時間ものんさんには”今”。よし行こうというころ、のんさんは眠たいになるというのは時々あることだけれど、今日もきっと眠たい、だったのだと思う。

汗をかいて向かったのに、公園に向かうころには空は薄暗くなっていた。公園にはあまりひとはいない。ベンチにすわってふたりでお昼をたべる。お味噌汁がとても沁みる寒さ。付き合ってもらったからと買った缶のりんごジュースをうれしそうにのみはじめたらだらだらとこぼす。のんさんははじめて缶の容れ物でのんでいることに気がついた。コップとはまた異なるむずかしさがあるんだな。

「おむつ替える」とのんさんが言うので公園の管理棟へ。さまざまな犬の折り方と折り紙、出来上がったものを貼るコーナーがある。のんさんは「しゅわる」と折り紙に絵を描きはじめる。わたしは赤い折り紙でブルドックを折る。のんさんはいつまでもここに居そう。公園のなかの描くスペースをみつけるとずっとそこにいる。彼女の持っている性格のようなものなのかな。

すぐに帰ろうと思ったけれど、火曜日のすーさんとの遊具であそんだ記憶のあるのんさんはそこへ向かい1時間弱遊んでから帰った。

晩ごはんは、わすれてしまいました。

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