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ふたりはいっしょ

二〇一七年五月二十四日水曜日

曇りとうっすらの晴れ

晴れ時々エイリアン。〜Oh, I'm an alien, I'm a legal alien 〜と泣いていたのを聞いたのは高校の教室だったと思う。二年生だった気がする、この(気がする)にはなんの根拠もない。やけにその泣き声はくるりくるりと沁みていったのは、そのかけらを持っていたからなのかもしれない。

エイリアンはくにゃあっとしていて、それは害は与えそうにないのだけれどなんとも知っているどれでもないから落ち着かないという印象を与える。エイリアンの目にうつるひとの瞳は、右へ左へと短くワイパー移動を繰り返す。そのワイパーをとめるには晴れを渡さなくては、そう思ってエイリアンは言葉を渡す。その言葉は光になって、雨はやむことが多く。ワイパーはおさまり頬がゆるむこともある。エイリアンは思う、「この処方は気休めであって、わかってはいないのだよ、」と。「闇はそんなにすぐあかるくしなくてもいいと思うのだよね、」と。

夜ごはんは、厚揚げ、レタスと桜海老の炒めもの、お味噌汁(水菜、カブ、大根、玉ねぎ、人参)、カレーライス(生姜、大蒜、レタス、水菜、豆腐、カブ、大根、玉ねぎ、人参)。

日が暮れるほんのすこし前まどろみのころに、あいこちゃん一家と家のまえで駆けまわってのんさんは心からたのしいという様子でげらげらわらっていたなあ。のんさんはすーさんがだいすきでしかたない。

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