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星と木の実と風の本屋

二〇一七年十一月十五日水曜日

はれとくもり

眠ることのひつよう、のんさんと過ごすなかでもおおきなポイントだ。昨晩は、市民大学で提出するものを書き、それからのんびりだらだらひとりの時間がほしくなって72時間テレビを眺め、三時ころ眠る。のんさんはおかまいなしに早起きで、「こっちこっち」と起こす。わたしはもうぷんすかしていた。

こっちだよと呼んでもこない彼女。眠くなるとよりいっそう。ここなら車の心配はないという道でずんずん前にすすんでみる。視界の外れで待ち伏せをすると、身体全部つかってずんずんはしってくる。すこし離れたところから見た彼女はまだこんなにちいさいのかあと思った。全力でぜんぶつかって生きている。こんな彼女に怒ることなんてない。時々ピントを調節しなければ。

バスを待っているあいだ、抱っこのまま彼女は眠った。

晩ごはんは、塩きんぴら、ふろふきだいこん、お味噌汁、親子丼。

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