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ソーダーとひよこ

二〇一七年五月二十一日土曜日

晴れ

お昼ごはん、カレー屋さんへゆこうとなって駅のほうへ歩いてゆく。のんさんは立ち止まったり、戻ったりして、まあなかなか進まない。それはいつものことだからぼんやりみているのだけれど、時にはあぶないこともある。自転車がやってくるからと帽さんが抱きかかえてあるところまで連れて行くと、のんさんは明らかに怒っている。柵のようなものにあたっている。帽さんもしょうがないでしょ、とぷんとする。「なんだかのんさんと帽さんは似ている気がするから、けんかしそうだなと思う」と言うと「もう目に浮かぶ」と帽さん。

夜ごはんは、青梗菜の炒めものの残り、ヒレカツ(きゃべつとレタス添え)、ごはん。

夜ごはんをたべながら、のんさんがたべるスイッチからがくんと眠るスイッチがはいり目をこすりはじめる。

ぽ「わ、ここにも帽さんみたいなひといる。そのうち、二人ともに、(おーい、のんさーん帽さーんここで寝ないで布団で寝なー)と起こすようになるのかね。」帽「たいへんだ、喧嘩した時もあいだに入らなきゃいけないし、ね、のんさん。」ぽ「チョコレートケーキ、あるよ〜って(仲裁するよ)」帽「それでまた喧嘩しちゃうんじゃない?」ぽ「仲よくしないとぜんぶたべちゃいまーす」

ほんとうにそんなふうになるのかしら。どうかしら。少なくとも二人ともを起こすというのはそうとおくない未来な予感です。とげとげぷんすかしないまあるい仲裁ができるとよいなあ。


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