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夕方のおむすび
二〇一七年十月二十七日金曜日
晴れ
家の近くのおおきな公園や散歩は、今日も明日も明後日も、でもよい。気が向くのなら。
小学生がさっきまでもずっと同じ建物のなかにいたのに、「あとでなー」と別れて「またあしたなー」と手をふる。そして今日も明日も明後日も三十分でも会って遊ぶ。
母になって、同じ年齢の子がいる友人でありご近所さんができて、彼女とはとてもかさなるところがあるけれどなにより気持ちがいいのは、今日も明日も明後日も三十分でも会ったりするというのができるというところだ。それぞれに予定があればれんらくは取らないけれど、「よかったらー」と声をかけてタイミングが会うと彼女は「大丈夫ですか」と言いながらもふらっと来て、なんでもなく喋る。気を遣わないひとというわけではない。
いつでもあけているときはどうぞーと。今日も明日も明後日も三十分でも会って遊べるようにできたらいいな、じぶんのおうち。
三輪車でとなりの公園。どんぐりの�帽子やどんぐり、石を拾ったり、ダンゴムシやちいさな二つの点のある赤い虫をじっと観察した。いっしょにしゃがんでみるとダンゴムシはとてもおおきい。公園の草を刈りすぎているなとか、その草をなぜごみ収集車にいれるのだろう、そこにいる虫や卵は?とかそんなもんもんがあるこのごろだけれど、彼女とみるせかいは現状だってきらきらした宇宙。生命はいきいきとそこにあって、彼女はそれを受け取っている。
のんさんがひとりベンチに座っているのをすこし離れて観察していた。そのねこにえさをあげているおじさんのこともじっとみていた。すこしさむくなってきて上着を着せにゆくと、「おかあさんがいるなら安心だ」と黒糖くるみのおせんべいをもらう。
小学生はくじら山で鬼ごっこ。のんさんは近くへゆきたいと手をひっぱる。いっしょになってはしるわらう。同じくらいの年齢の子のたのしそうはとても刺激があるのだな。
ご近所さんに挨拶すると「おかえりなさい」と言ってもらう。すこし緊張するひとたちなのだけれどその言葉をもらってほっとやわらかくなった。
晩ごはんは、冷奴、ポテトサラダ、豚のバター焼きのっけサラダ、カレーライス。
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