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「書くのが好き」を仕事にするということ(後編)

こんにちは!ほおずきです。

このシリーズでは、前編と後編に分けて「書くのが好き」を仕事にするということについて書いていきます。

前編
・ライターになるまでの道のり
・「書くのが好き」を仕事にするメリット

後編
・「書くのが好き」を仕事にするデメリット
・「書くのが好き」のうまい生かし方

この記事は後編です。前編はこちら

それでは後編、いってみましょう!

「書くのが好き」を仕事にするデメリット

前編では「書くのが好き」を仕事にするメリットをお伝えしましたが、今回はデメリットをお伝えします。

買い叩かれやすい

まずはこれです。いきなり夢がなくてごめんなさい!でもライターって本当に買い叩かれやすいんですよ。1文字1円で3000字書いてくれなんてまだ良いほうで(これでも激安だけど)、1文字0.1円みたいな地獄も存在します。時給換算したらいくらになるの?人権なくない?みたいな。

クラウ●ワークスとかでちょっとお小遣い稼ぎをしたい人がこの値段でも受けちゃうから相場が崩壊しているのと、「文章を書くのなんて誰でもできる」って思われているのが買い叩きにつながっているんですよね……。

単価を上げるには実力だけでなくクライアントの理解や懐具合も重要になってくるので、「書くこと」だけでまともに食べていくのはかなり難しいと思います。

好きだからこそのモヤモヤが出てくる

書くのが好きで書く修行を続けてきた人は、自分なりの流儀や美学を持っていると思います。

そして、自分なりの流儀や美学がクライアントの好みと合わないことは珍しくありません。

そのため、自分としては気に入らない方向性で修正指示が入る場合も。

文章へのこだわりがなければ軽く受け流せるのかもしれませんが、書くことが好きでこだわりがあるとモヤモヤします。

まぁ、己の割り切り力と交渉力を鍛えることも重要ですが!でも、モヤることがあるのは事実です。

「書くのが好き」のうまい生かし方

これまで述べてきた通り、「書くのが好き」を仕事にすることにはメリットだけでなくデメリットもあります。それも「書くことだけでまともに食べていくのはかなり難しい」という、ライターを志していた過去の自分が知ったら絶望しそうなやつが。

かといって、「書くのが好きな人」が「書くこと」を仕事にできないのかといったら、そうではありません。

「書くことだけで食べていく」のが難しいからといって「書くことは仕事にできない」わけではなく、両者の間にはグラデーションが存在します。

そのグラデーションのなかで、自分にとってちょうどいい塩梅の場所を探せばいいのだと思います。

例えば、私は本業でも「書くのが好き」を生かせる仕事に転職して、フリーライターとして仕事を受けつつ、気が向いたときはこうしてnoteで記事を書いています。

本業が「書くこと」に関係なくても、書くスキルを磨いてフリーライターとして仕事を受けることはできるでしょう。

それが難しければ、noteやブログで定期的に記事を公開するところから始めてもいいと思います。

大事なのは、細々とでも書き続けることと、ご縁をつなぎ続けること。転職するときは少しでも本業で「書くこと」ができる会社を選ぶと、スキル的にも人脈的にもその後の仕事に生きてくるという実感があります。

もちろん、書くのが好きだからこそのモヤモヤに悩まされたくないのなら、あえて「書くこと」は仕事にせず、趣味の範囲で楽しむ(+ちょっとお小遣いを稼ぐ)のでもOK。

「書くことだけで食べていく」と「書くことは仕事にできない」のグラデーションのなかで、心地いい場所を探してみてください。行きすぎたら戻ればいいですし、もっと書きたいなら進めばいいと思います。そのあたりは、やってみれば調整できるので大丈夫です、きっと!

なんて、まだまだ道半ばの私が偉そうにスミマセン。過去の自分を励ますつもりで書いてみました。過去の自分にがっかりされないよう、ゆとり世代なりに精進します。

ではでは、お互い無理なくやっていきましょう!


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