マチアプ放浪記01　N(25)

こんにちは。
アプリを入れて、3週連続アポイントを取得しましたが 見事なまでも癖強なメンズと当たっており 一旦アプリ退会しました。( 周りから早すぎと驚かれる )

実際に会った彼らについて今後のネタになるなと思ったので記していきたい。

25歳、銀行員 N

アプリ登録後、突然のメッセージ

『ご飯ご馳走キャンペーンやってるんですけどどうですか？』

マッチングありがとうございます！とかでなく、最初のメッセージがこれってすごいな( 笑 )写真は1枚しか載せてなくてよく分からない。食いしん坊なので、まあ一旦行ってみるか〜と承諾。

あっという間に日程調整。このメッセージを受け取った翌日 土曜日19時に池袋駅集合がサクッと決まる。

彼のスペックはざっくりこんな感じ↓

・25歳(私の2個？3個？下)
・銀行員
・175センチくらい
・顔は濃くもなく、薄くもなく鼻筋が通ったイケメン
・笑うと幼い　かわいい系
・3年付き合った元カノと破局ののちアプリ開始

女の子慣れしてる、この子

アプリ内のメッセージで、日時を決めたあと
ライン交換しませんか？ということでラインを交換。それにしても連絡がマメ！(素晴らしい)
まあ、翌日会うわけだからそれなりに必要なら連絡もあるかと思いながらも 礼儀正しい(敬語を崩さない)のと、いちいち可愛げのある反応というかウザくない程度の年下感。

私の場合、年下の男の子ってもう会社の後輩とかしか身の回りにいなくて 異性としての意識ってないのだけれど

何食べたいですか？　僕もお店探します！
年上の女性がタイプなんです！

などなど。母性本能くすぐってくるタイプとはこういうことか。　

仕事の一環のような気持ちで、お店を探して私からもリンクを送ると

『えー！調べてくれたんですか！僕も探します』

この場合、ほぼほぼ私が出した案で進めるメンズが多い中 ちゃんと2〜3件調べて送ってくれた後に　

『でも、(わたし)さんが探してくれたところ美味しそうなので行きましょう！』　

100点の対応だよあんた、、、

上記やりとりが金曜の夜に行われていたので、
ネット予約も電話も繋がらずお店は確定できず。

電話しませんか

会う前に電話しませんかということで、24時に差し掛かる頃だったけれど　5分だけでも！　ということで電話。　すごく気さくで、でも敬語を崩さない。
礼儀正しいね〜〜。

かれこれ色々と話して、気づいたら1時間ほど。
明日も大丈夫そうだな、という気持ちで就寝。

本当に小さな気遣いだけど、5分だけでも話しましょう。という夜遅いからっていうのも勿論だけど 人によっては睡眠時間削られてるって感じる人もいるだろうから配慮としては凄いなと思う。

電話では、色々と話をした。
私は、Nが実際に会う1人目だったのだが　Nは既に複数人と会っていたということで 待ち合わせってどんな感じなのか。とか、盛り上がらなかった事ある？とか。あくまで、アプリの先輩的な意味合いで質問をした。

Nは、会う前はとりあえず電話をするタイプらしいのだが 電話ではよく話すけど、実際に会ってみると全然話が盛り上がらずキツくて30分で解散したことがあるらしい。

やっぱり実際会ってみて、あ。思ってたのと違うな〜っていうギャップて必ずあるよね。
事前の電話っていうのは結構大切なのかもしれない。(メモメモ)

まあそんなことや、彼女といつ頃別れたとか、
同期の女の子のことが大好きで彼氏がいるのに浮気相手になったことがあるとか、そんな話を聞いて電話が終わったタイミングで

うーん。無いな。
ただの学生時代の後輩程度にしか思えない、ていうか若い。

となったものの、約束は約束だし行くしかないな。という気持ちで眠りについた。

土曜日の池袋は人混み

予想はしていたものの、土曜日の池袋は凄まじかった。ある意味、遠目で見て うわ、、ってなったら引き返せるくらい人が多くてカモフラージュになるんだろうなと思った。

前日の夜に時間や場所を決めたため、勿論お店は予約なんてしていなかった。流石にやばいと思って、当日の昼にお店にあたってみるも19:00〜というゴールデンタイムは既に満席。　入れて21:00〜というなんともいえない微妙な時間ばかり。

ここもダメだった〜ていうやり取りをNとしていたが、Nが予約できたところがある！ということで、事前にピザが食べたいとリクエストしていた為 イタリアン系で当日予約取ってくれました。

年下だけど割としっかりしてるのね〜ありがとう。
という気持ちを噛み締める。

いざ、待ち合わせ。
この瞬間が最も緊張するね、私は同性でも久しぶりに会う友人との待ち合わせは緊張するタイプ。

初対面の人と待ち合わせなんて生まれて初めての経験だったので、不安になる。無事に合流して店へ向かう。

うわ〜気まず、、、

話すことないし、微妙な空気の中仕事の営業トークのように 『今日昼間暑かったけど夜は冷えるね〜』などという何の生産性も無いような話題を振りお店へ到着。

何やかんや2時間制の席だったが、マックスまでいた。

ただ、あっという間に2時間経っちゃった。というのが感想ではなく、私に取っては　長い長い2時間だった。

N、一言で言うと 自己顕示欲、承認欲求が強い。
以前アプリで会った女の子が、無口でキツかったと先述したものの　こちらが口を出すタイミングはほぼ無いと言ってもいいくらい つまらない話をひたすらしている。割と人の話を深掘りしたりするの得意だと思っている私の感想としてはなかなか出ないものだ。(そういえば、アプリで 大卒・青山学院大学　と聞いてもいない大学名までアレンジして入れちゃうタイプの人だったなと。笑)

更には、結婚願望は正直無い。
両親や親戚が離婚しており結婚に対して良いイメージがないという。　その辺りは正直気持ちとしては人それぞれなので批判するつもりはさらさらない。

『Nくん、まだ若いしねー。そんなに急ぐことないんじゃない？』と私からフォロー。

『確かに。若いからまだ遊んでて良いかな？？』と聞かれる。　目的の一致とは行かずだなと思う。
こちらは、良い人がいれば勿論結婚を視野に入れる年齢だと思っているが、いくら良い子であっても 相手とのスピード感が一致しないのであれば この効率的な手法(マッチングアプリ)を駆使する必要は全くない。

遂には、『(わたし)さん、弟いる？？すっごい話しやすいしめっちゃ相談とかしちゃう』の始末。

そう、私たちは姉と弟のようなテンションでずっと喋っている。私はキュンとかトキメキなんてなく、ひたすらNの話すことを聞いてあげて 頷いてあげて、時には客観的にアドバイスをする。

Nもおそらく私に、キュンとかトキメキなんてなく
話を聞いてくれるお姉ちゃんという感想だろう。

お互い、 ？？？　てなったと思う。

一瞬で萎え、一瞬で帰ろうと思った瞬間

そんなNだが、私が一瞬で萎えた話をしようと思う。
顔も可愛らしいし、性格も礼儀正しくずっとつまんない事を喋っているが まあ年上の包容力とやらでまだ及第点にはいたはずだ。

ただ、私は同性異性問わず

箸の持ち方が汚い人が無理だ　ということを自覚した。

Nはそれはそれは驚くほどに箸を持つのが下手だった。それはもう見たことのない汚さで、じっと観察してしまうほどに。
フォークで食べていたし、ピザも手で食べていたので最後の最後に、フォークを下げられたのち 箸を持った時には私の中で衝撃が走った。

一気に及第点から赤点へ転落。
赤ちゃんじゃないんだからさ、、、と思ってしまう。彼にはそれを正してくれる友人も彼女もいなかったのだろうな。何故か私が悲しくなってしまう。

私の親は、箸の持ち方については割と厳しく
幼い頃は よく教えてもらっていたので 稀に見る箸の持ち方が下手な人を見ると ゾワっとしてしまう。Nの場合は、芸術だった。よくそれで落とさず見事にキャッチできるなと。ただ、おそらく小豆は拾えないだろう。

さらにここからNの本性？を知ることになる。

終盤、恋愛観について話をしていた際、突然Nの顔が曇り始める。

細かいやりとりは割愛するが、結論

N、彼女と別れきれていない

？？？？

どうやら、彼女と別れて復縁して N的にはやっぱり無理だと思いながらもまだダラダラと付き合っている状態(らしい。N情報によると)

あんたなにしてんねん、、
しかも、これが初めてのアプリで会う子 じゃないのよ。私の前にも話を聞くだけで5〜6人はいる様子。
会うまで至らなかった人も中にはいるだろうが、
10人近くに 『ご飯ご馳走キャンペーンしてます』って言って、全員に奢ってる彼氏なんて嫌なんですけど。( 笑 )

んー、そういうのダサいからやめた方がいいよ。

痛烈なその一言が、私の意思に反することなく
しっかり私の意思通り言葉となった。

ちょうどお会計。
もちろん2軒目なんて言う事はなく、
25歳にしっかり奢られ健全に解散したのであった。

いい勉強になりました。
付き合っていてもアプリを入れて常にいい女の子を探している怖い人間がこの世にいるということ。

Nは、誤って口を滑らせたのか正直者だからなのか不明だが 通常こんなことを教えてくれる人ってほぼいない。 知らないうちに浮気相手になっていたり、不倫相手になってるなんて思ったらゾッとした。