ファルセット（裏声）の出し方

今回はファルセット（巷でいう息漏れのある裏声ですね）の練習方法やそれによって得られる効果の説明をします。

裏声が出ない！という方に読んで頂きたい記事です。

ファルセットの出し方

声の芯を抜くようにして、フゥ〜っと言ってみてください。

ファルセットは地声とは出し方が違うものと捉えてもらって構いません。

慣れないうちは「頼りないスカスカな声だけど、大丈夫なのかな？」とか思いがちですが安心してください。

その間しっかり声が鍛えられ基礎が作られていきます。

専門的に記述すると輪状甲状筋といって声帯の近くにある筋肉なのですが、そこがファルセットを出す時にだけ筋肉が引き伸ばされます。

ちなみにファルセットを出し始めた時や久々にファルセットを使った時に喉仏のあたりが重くなってしまうことがあります。

それは普段使われていなかった輪状甲状筋が急激に引き伸ばされることが原因の筋肉痛です。

僕自身、そのことはボーカルスクールに通ってる時に知ったのですが喉にも筋肉痛があるのかと不思議に思ったものです（笑）

喉が筋肉痛になってしまった時は歌の練習を続けても良いのですがあまり長くは歌わずほどほどくらいが良いです。

練習し続けると息漏れ声だけだった声に少しずつ芯が出てきて綺麗なファルセットが出せるようになったり、地声（ファルセットを出していない時に使う声、表声）と融合が進みミックスボイスの状態に次第に近づきます。

ファルセットの練習における注意点

ファルセットの練習をする際に気を付けてもらいたいのは、ファルセットっていうとあまり喉に負担がかからないと思われがちですが実際には息漏れのある声なので結構喉（声帯）に負担がかかっています。

喉は強い息を受け止めるほどの耐久性がないのでファルセットを長時間出し続けると喉が傷ついて違う意味で声がスカスカになってしまいますw

そういった喉に負担をかけ続けるとなかなか喉の疲労がとれなくなりしばらく歌えなくなってしまうかもしれませんのでお気を付けください（少なくとも僕は喉を壊しましたww）。

声質には個人差がある

女性の方だと普段の生活で無意識にファルセットの声をよく使ってる人だったり、男性の方で軽くて高い声質の人もいたりしまして、そういった方はファルセットの練習より地声を強化する練習をした方が声のバランスが取りやすいです。

まとめ

・ファルセットで歌うことが声に芯のある状態に近付ける手段

・輪状甲状筋を鍛えると全体的に声が強化される
声質には個人差があるのでそれぞれの声質に合った練習から取り組むこと

この記事を参考にして頂き、皆さんに練習の一環として取り入れてもらえると嬉しいです。ご質問等あればコメントをお寄せください。

それでは今回はここまで。ブログを読んで頂き、ありがとうございました！