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ANGERME CONCERT TOUR「BIG LOVE」愛知公演あるいは橋迫鈴ちゃん凱旋祭り

ANGERME CONCERT TOUR「BIG LOVE」愛知公演に行ってきました。橋迫鈴ちゃん凱旋コンサート、そして自分的にも久しぶりに実家に顔を出して凱旋コンサート。でした。

まあ、とにかく最高に最強アンジュルムでした。事前にセトリは確認せずネタバレなしで行ったので、やる曲やる曲が最高すぎてコールしたくてウズウズしながら胸の前でペンライトをブンブン振ってました。

以下、セトリをネタバレしながら感想

『ぶっ壊したい』

アルバムのメイン曲とでも言うのかな、ひなフェスでもヘビーローテーションさせてた『ぶっ壊したい』が1曲目。ひなフェスの感想でも書いたけど、GWのJAPAN JAMも1曲目はこれでしょね。中島卓偉先生らしいシンプルな構成の曲なんだけど、だからこそパワーが込めやすいんでしょう。ライブで映える強い曲です。

声出しできるJAPAN JAMで、ヲタク含めた会場全体で全力の「ぶっ壊したい!」が楽しみで仕方ない。

そして、橋迫鈴ちゃん凱旋コンサートの1曲目でもあったので会場は(ほぼ)赤のペンライトになってて、それが余計に熱い曲に感じさせてくれた気がした。ただ、その後のMCで鈴ちゃんが「会場がほとんど赤になってて嬉しかった」的な含みのある言い方になったもので、たけや他のメンバーが「ほら!みんな赤にして!」とヲタクに命令。会場が真っ赤になった光景を見て鈴ちゃん満足げでした。

鈴ちゃん、愛されてるなぁ。たけに本当に溺愛されてるなぁと感じさせられた。今回のツアー、FC先行で関東圏全滅して愛知だけ当選したんだけど、むしろ今日の愛知公演が真の当たりだったんじゃないかとすら思えた。

『汗かいてカルナバル』

『出す杭』『共感詐欺』と続いての『汗かいてカルナバル』に序盤でテンションMAX状態。超久しぶり。思えば2018年の春ツアー『十人十色』で、当時のリーダー和田彩花さんが「この10人の最強アンジュルムを観てほしい!」と言ったのを僕は同じこの会場で聞いていた。いや、あの時は隣のビレッジホールだったか。かみこもMCで「前はビレッジホールだったけど今回はこの4階まであるフォレストホールでやれた!」と言ってたっけ。

そのときの『汗かいてカルナバル』が最高だったのよね。

あれから5年。最強だった和田彩花体制の10人から受け継がれた竹内朱莉体制の10人による『汗かいてカルナバル』は、当時に引けを取るどころか、よりソリッドでフレッシュで情熱的なものに仕上がっていて、もう、僕はそれだけで目から汗をかきそうになっていた。

たけも最近はしきりと「最強アンジュルム」と言っている。それだけ自信があるのだろう。そしてそれは口だけじゃなく、本当に「今のアンジュルム最強!」とヲタクも胸を張って言えるくらい最強アンジュルムになっている。

3年前に書いたnoteに、たけの「後輩を育てたい」という言葉がある。読み返すと本当に感慨深い。

あやちょ卒業から1年で立て続けにベテランの卒業が続いて「アンジュルムの第2章って始まってるの?」と不安になっていた頃が懐かしい。あの頃、心配していた自分に「竹内朱莉体制のアンジュルムも最強になったぞ」と教えてあげたい。

ええか!? からの「良い奴」

ここからスマイレージ曲が続く。2013年に発売された両A面シングルを続けて披露していく構成がニクい。この辺の曲から竹内朱莉という存在がスマイレージに欠かせないものになってきたように記憶している。悪ガキ扱いされて迫害いた6スマが少しずつ認められるようになってきた頃が『ええか!?』『「良い奴」』の時期だ。

なるほど。そういうセトリなんだ。なんとなく今回のツアーの意味を僕は理解してきた。

『好きよ純情反抗期』と『大人の途中』

名盤『②スマイルセンセーション』にも収録されているキラーチューン2曲が更に続く。『好きよ純情反抗期』の振付け大好き。着席じゃなく立ちで振りコピしたいとウズウズしながらペンライトで手振りしてたら、隣の女の人も今にも立ち上がりそうな勢いでブンブンと手振りしてた。

そして『大人の途中』だ。これも2018年の『十人十色』ツアーのメドレーで竹内朱莉メイン曲として披露され、もはや『大人の途中』といえば竹内朱莉。とすら思えるくらい、たけの曲というイメージになっている。それをリーダーになった竹内朱莉をセンターに今の10人で歌うというのは、もうそれは魂の継承式に他ならない。

僕らは物凄く崇高な儀式を見守らせて貰っている。

新アルバム曲のメンバー構成

アルバム曲『Top!』は佐々木莉佳子、上國料萌衣、川名凜というメンバー構成。見どころは“りかみこ”の間に堂々と割って入るケロ。「お前らだけでプリキュアやってんじゃねーよ!私もいるんだよ!私こそトップなんじゃ!」とでも言っているようなケロの豪腕っぷりが頼もしくて最高な曲でした。

『まぁ、いっか!』は伊勢鈴蘭、橋迫鈴、松本わかなという、ほんわかのほほんトリオ。ちょうど良い脱力感でチカラの抜け具合が耳心地よくて、アルバム曲ならではの良曲。鈴ちゃんのソロパートが多いのも個人的には嬉しい。会場も赤を振ってる人多かったなぁ。ニコニコしながら歌う鈴ちゃん最高でした。

最後は竹内朱莉、川村文乃、為永幸音、平山遊季による『根っからプレイボーイ』。実はまだアルバム自体を聴き込んでいないんだけど、この曲のぺいぺいが凄いというのは小耳に挟んでた。確かに凄い。パートが多いわけではないんだけど、曲中の印象的なパートを任されてて、しかもそこが高音を的確に当てていかないと曲が腰砕けになってしまうような難しいパートで、それを最年少のぺいぺいがバシィィィッ!!!っと(ほんとこんな感じで)決めてくるのがめちゃめちゃカッコいい。

シン・ヤッタルチャン

続けて再度メンバー分けしつつスマイレージ曲メドレー。まずは、お姉さん組によるシットリした『さよなら さよなら さよなら』からのたけ、かみ、れら、わー、ぺいで『ヤッタルチャン』。神奈川生まれだけど、大阪で育ったわかなちゃんによる「世の中な、なんやかんやゆうてもやるしかないねん!」が最高。これも思わず立ち上がって「そうだ!」とコールしそうになる。

中西香菜から松本わかなへ。シン・ヤッタルチャンの誕生である。

橋迫軍団という名の黄色いチャリ軍団

『ヤッタルチャン』からの『チョトマテクダサイ!』というカタナカ曲で6スマ時代を思う存分に回顧。しかもそこには竹内朱莉卒業後、最後のスマイレージメンバーである佐々木莉佳子が君臨している。たけが卒業するとスマイレージも終わってしまうと思いがちだが、莉佳子はスマイレージ3期なわけで、まだ莉佳子がいる限りはスマイレージは続いているのよ。忘れがちだけど、そんなヲタクに莉佳子が「チョトマテクダサイよ!」と叫んでいるような気にもなって面白い。

なんて思ってたら橋迫軍団が転車のハンドルを付けた奇妙なマイクスタンドを持って登場。

まさかの橋迫軍団による『黄色い自転車とサンドウィッチ』という、「セトリ考えた人、天才だろ!」と讃えたくなるナンバーがメドレーのラストに待っていた。あの黄色ハンドルのマイクスタンドって『スマイレージ ライブツアー 2012秋 ちょいカワ番長』の時のと一緒のヤツかな?さすがに新しく作ったか?席的にエンブレムが確認できなかったから知りたい。

まあもう、普段は悪ガキぶっている橋迫軍団が、ただひたすらカワイイを全力でやっているギャップが素晴らしかったです。これは6スマならぬ令和の5スマですわ。最後の「ちりんちりん♪」は鈴ちゃんが担当。もう、全力でカワイク「ちりんちりん♪」と言って一旦、退場して入れ替わりに全メンバーが登場。そこでも、たけ筆頭に「かわいかった。かわいかった」と絶賛。

更にはお姉さん組でもやりたいと言い出して、そりゃもう是非そんな機会があったら観てみたいですよ。

遅れて戻ってきた鈴ちゃんはテンション高いまま「ちりんちりん♪」と言いながら登場。それ見てみんな笑う。微笑ましい。しかし、鈴ちゃんから「最後の『ちりんちりん♪』の時に会場全体が赤じゃなかった」との御言葉。それ聞いて、「ほら!今度また愛知に戻ってくるからその時は絶対に全員赤にしてね!」と竹内朱莉リーダーから御達し。会場思わず爆笑。

次がどうなるか5月の愛知公演も観にきたくなってしまった。

6スマとアンジュルムの融合

ここでアルバムから『Survive~生きてく為に夢を見んだ』が入って、またスマイレージの『エイティーンエモーション』という少しトリッキーな構成。

『Survive~生きてく為に夢を見んだ』は音源で聴くと普通の曲って感じだったけど、これもライブで化ける。ハロステでもライブ映像が公開されているんだが、音源とは躍動感が違う。そしてコールを沢山入れたくなる。JAPAN JAMでセトリに入れてくれないかな。ハロステはその為の布石なんじゃないの?

からの『エイティーン エモーション』この曲もたけの声が印象的だよなぁと思って聴いていたら18歳の頃の竹内朱莉が脳裏に蘇ってきて「あの竹内朱莉が、こんな立派なリーダーになって」という感慨が押し寄せてきて、唐突に泣きそうになる。

前に誰かがTwitterで呟いていたけど、和田彩花はスマイレージをアンジュルムに進化させ、竹内朱莉はアンジュルムとスマイレージを融合させたというのは本当にそうだなとこの2曲の並びで思った。

『エイティーン エモーション』は9年前の曲だけど、全く色褪せない。それどころか今の橋迫軍団がちょうど年齢的に18歳前後だからか、6スマ時代の竹内朱莉から未来にむけてエールを送っているような気持ちにもなった。最新曲と9年前の曲が続いても何の違和感もないのは竹内朱莉という存在ゆえの偉業だろう。不遇だった6スマ時代があったから今がある。

黒歴史にせずに時代を繋いでくれたことに感謝しかない。なんだかんだ僕らヲタクも6スマ大好きなんだから。

アンジュルムがスキちゃん

最後は『46億年LOVE』『愛すべきべき Human Life』からのラスト『スキちゃん』だった。この流れ、たぶん横アリのラストもセトリで行くと思う。横アリでは『交差点』『友よ』が本編ラストで、アンコールでこの3曲というのが個人的に理想。それか逆の構成かな。もし本当にそうなったら後半はずっと泣いてると思う。

前回の武道館でも『スキちゃん』はセトリに入っていた。そしてこのツアーでラストにも『スキちゃん』を持ってきたのは絶対にメッセージ性あると思うのだ。ラストの横アリは声出し解禁されている。そこで最後に大声で「たけちゃんがスキちゃん!」「アンジュがスキちゃん!」って言わせてくれるんだと僕はメッセージを受け取っているよ。

このパートで号泣する準備はすでに出来ている

ということで、今回の春ツアー「BIG LOVE」は竹内朱莉の歴史とアンジュルム愛に溢れる最高に最強な内容でした。このまま6月の横アリまで何事もなく日々最強を更新していってほしいです。可能なら5月の愛知にもう一回行きたいな。チケット手配できたら。

「アンジュルムいます!」

最後に小咄。コンサートが終わって帰り支度をして新幹線のホームのベンチで座ってスマホいじっていたら、僕の前を笑いながら走って横切る集団がきた。「ん?」と思って顔を上げると目の前に小さな女の子。「ん?ん!?」と二度見すると「やれやれだぜ」という表情の平山遊季ちゃん&松本わかなちゃん。そしてその目線の先にはホームでもテンション高い竹内朱莉さんと橋迫軍団。

「は!?マジか・・・」と目を合わせないように横を向くと優雅に歩いてくる莉佳子かみこかわむ伊勢さん。「あ、これダメなやつだ」と極力見ないように下を向くも心の中では「(います!アンジュルムいます!)」と堂島孝平さん状態。

こういうの良くないのだが、どうやら同じ新幹線かつ号車まで一緒のようで、新幹線を待っているアンジュルム全員がその場から離れない。こっちも変な動きしたら警戒されてしまうのでジッと息を殺す。ヲタTとか着ていない完全一般人状態で良かった。昔はたまにこういうことあったけど、こんなにドンピシャに遭遇するのは久しぶりだったので参ってしまった。もう、せめて席は離れていてくれますようにと祈りながら新幹線に乗り込む。

アンジュルムは固まって後方に行ってくれた。僕は前方の席。よかった。とはいえ同じ空間にいるのは変に緊張してしまうので、このnoteを一心不乱に書く作業に没頭して東京までを過ごしました。

最後になんてサプライズだよ。


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