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#読書感想文

華麗に加齢な『47歳、V系』バンドマンの世界

V系、ヴィジュアル系が好きだ。去年までは日常的にライブハウスに通う日々だった。仕事帰りにスーツで高田馬場や新宿、渋谷、池袋へ息を切らせて行っていた。あの頃が、もう今は懐かしい。 2月に行った横浜アリーナでのナイトメア20周年ライブを最後に、もう半年ライブへ行っていない。何時になったら気兼ねなく当たり前にライブハウスに行けるようになるのだろう。あの日常の中の非日常的な空間に身を置く心地よさが、本当に懐かしい。 そんな中、Twitterでまた素敵なマンガに出会った。 若い頃

『夢中さ、きみに。』と『女の園の星』に見る令和時代の新しい“日常系”

最近は書店で新しいマンガに出会うより、Twitterの海で出会うことのが多くなった。これは本が売れなくなったこと、出版社が新刊を宣伝する体力がなくなったことと関係しているんじゃないだろうか。 編集部が(もしくは作者自身が)Twitterを使って1話分まるごとアップすることで“試し読み”の機会を作り出し、そこで話題になれば口コミでそのまま広がってくれるという流れが最近は主流になりつつある。 そう、まず読んでもらわないと始まらない。 その典型的なマンガのひとつが和山やま先生

姉の友人 / ばったん

散歩もの

最近、暑くなってきているのだけど、そんな気温に反して昼間とか夕方に散歩するようになった。理由は家にいて落ち着かなくなってしまうから、よくない感情が抑え込めないから、ということなんだけど、とにかくそういう時は無理やり着替えて外に出る。 『孤独のグルメ』の久住昌之・谷口ジローコンビの『散歩もの』というマンガがある。近頃の僕の散歩のバイブルだ。仕事帰りに見知らぬ土地をぶらぶら散歩して道に迷ったりすることを楽しんでいる主人公の話である。 僕は最初、散歩コースが決まっていた。ほぼ一

あやうく一生懸命生きるところだった

お薬のお世話になることになった。 こういう本格的なのは初めてだ。はじめに処方された薬は一週間服用したが効果がなかった。先日、再診で話をして処方を変えて貰った。 よく効いている、気がする。ただ、物凄くぼんやりとする時間が多くなった。思考が遅く、深く考えることが出来ない。「出来ない」じゃなくて「しない」のかもしれない。そして「やれることをやろう」という気持ちだ。少しこれは前向きな気がする。「出来ないものは出来ない」そう割り切って、いま目を背けている問題とかにも向き合えると良い