横浜アリーナの中心で「ここだよ朋子!」と叫ぶ
金澤朋子は、思えば数奇な運命の人だった。本人も卒業の挨拶の中で「公務員を目指して勉強していた高校生が、℃-uteのサイン入りポスター目当てにアップフロント主催のカラオケコンテストに出てみたら、いつの間にかハロプロからデビューしてた」と回顧していたが、本当にそのまま長ったらしいタイトルのラノベにでもなりそう(略して“こうして”とか言われそう)な人生を歩んできた。
そして運命に翻弄されるまま、病気を理由に卒業を選択しなければいけなくなった。だが、まだここがゴールではない。
本