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【雪国の家つくり】夏ですね。家の解体はじめました。


 2022年に故郷の新潟県南魚沼市に移住する東京の会社員兼トレイルランナーです。

 昨年夏に設計士を決めてから、しこしこと移住先の新築計画を練ってきましたが、日本のワクチン接種政策ばりに、遅々として進んでおりません。本来春先には建築がスタートするはずだったのですが、もう夏真っただ中ですね。

 遅々として進まなかった理由は、ウッドショックや私のわがままなどあれこれがあったのですが、経過詳細は、過去のnoteを参照ください。

 私は、同じ南魚沼市出身の妻の実家を立て替えて二世帯住宅にして移り住みます。

 今現在、建築を施工してくれる工務店さんとの契約が正式に結ばれていない段階で、現家屋の解体が始まりました。なぜでしょうか?

 今日は、夏の風物詩「冷やし中華はじめました。」をもじり、「家の解体はじめました。」の話です。


〇間に合わない!?雪国ならではの事情

 契約前に解体を進めなければならないのは、雪国ならではの事情があります。そう、積雪前に、家を完成させなければならないというコトです。

 私は、子どもたちの学校の関係で2022年3月までには移住を完了させる予定です。そうすると、本来は雪が積もる2021年12月までには家を作り上げなければなりません。通常着工から完成まで6か月かかるそうです。そこから逆算すると、解体が済んで7月から着工したとしても雪が降るまで間に合わない計算になります。

 ではどうするか?

 ①建築契約と解体契約を切り離し、解体を先行させる。その間に細かい条件を詰めて建築契約を結び、新築を開始する。

 ②雪が降る前に屋根と外装まわりは作り上げ、雪が積もった後は、気候に左右されない内装を完成させる。

 というダブルのE難度技を繰り出し、3月までに間に合わせる算段なのです。

 うちの家、どこまで綱渡りなんだろう?



〇地鎮祭も上棟式も決まっているよ!

 そして、もろもろ事前に進めていかなければなりません。建築着工を7月末にすすめるにあたり、地鎮祭も予定されています。これは、家の建築工事が始まる前に、土地の神様にその土地を使用する許しを請い、工事の安全を祈願する儀式。大事ですよね~。

 また、上棟式も8月末に予定されています。木造建築で家を建てる場合、柱や梁を組み立てた後、屋根の一番高い位置に棟木(むなぎ)という横架材が取り付けられることを上棟や棟上げといいますが、上棟式は無事建物が完成することを願い、上棟できたことを工事関係者と一緒にお祝いする場なんですね。大事ですよね~。


〇さて、そろそろ正式に建築施工契約しようか

 すでに解体も頼んでいるので、お願いしたい工務店さんは一択です。ただ、最終的に予算に収まっていないのです。

 こちらの工務店さんも、ギリギリまでこちらの要望を実現するべく調整してくださっているので、待つしかありません。

 新しい家。なかなか進まないが、今回ウッドショックならぬ解体ショックで、強引に進めてきました。

 次回は、この工務店さんを胸を張ってご紹介したいと思います。大丈夫だよな。。?


〇家の記憶

 それにしても、妻の実家は40年近くがんばって家族を支えてくれていました。私も高校2年の時にはじめて訪れてから、第二の実家のように使わせもらってきました。結婚してからは自分の実家よりこちらの家にお世話になっていたので、感慨もひとしおです。

 私にしてそうなので、いわんや妻の家族をしておや、です。妻の兄弟たちや、私の子どもたちもこの家にお別れを言いに、先日訪問してきました。

 それしても、解体は一瞬。特に内装は1日で全部運び出されました。あっけないものです。

 新しい家が、家族の新しいストーリー、それもとびきり幸せなストーリーを紡いでいってくれることを願うばかりです。


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