テクノロジーと教育

新しい物好きな人間なので、なにやらわけのわからないガジェットにはすぐに飛びついてしまう。買ってから利用方法を考えることもしばしば。

でも、いいアイデアを思いつくのはそんなときだったりする。

最近買ったのは3Dプリンター。安物だが割と評価は高かったのでそこそこ期待している。今日届いたので、明日使ってみる。

利用方法はいくつか思いついている。一つは「生き物の体」の単元で使うために、生物の骨格標本をプリントするのだ。今はオープンソースで多くの生物の骨格の3Dデータが公開されている。人間と犬、鳥、馬などの手の骨格を、手にとって比較できるのはおもしろいだろう。

「流れる水のはたらき」の単元では、川の上流と下流の違いが重要になる。3Dプリンタで川の流域のジオラマを作れば子供のモデル実験の役に立つだろう。国土地理院が国内の地形の3Dデータを公開しているので、必要なデータは既に入手済みだ。


先日は県の土木課に頼んで、道路に設置してあるライブカメラの過去の映像をもらった。タイムラプス動画にして、衛生画像と比較しながら天気の変化と雲の関わりを探る授業をしてみた。

定点カメラの映像というのは、教育的にかなり価値がある。

そこで今は、360度カメラを屋上に設置して、一年間通して撮影する方法を考えている。

太陽や月の動きも記録されるので、4年と6年で使えるはずだ。

影の動きも見れるので3年でも利用できる。

季節による樹木の変化は4年生。雲の動きは5年生。

他の教科も入れれば利用方法はもっとありそうだ。

乗り越えなければならないハードルは多いが、なんとか実現させたいアイデアだ。