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TOEIC900のハリポタオタクが英語版を読んでみる話。




中学生の時、日本語版販売前に英語版にチャレンジした時(英語版発売から日本語翻訳版販売まで1年のラグがあった)、辞書を片手に努力しましたがワードを拾うのが精一杯で、めちゃくちゃな誤訳をした記憶があります。

その後英語を勉強し、日本語版をほぼ完全に覚えている今なら読めるかもしれないと思って、手元にあった3巻:ハリー・ポッターとアズカバンの囚人に辞書なしでチャレンジしてみました。



。。。読めない。。。
いや、読めるのですが、英語の長文を読むことに慣れてないせいか1章(11p)読むのに1時間かかってしまいました。
日本語なら1冊2時間くらいの分量なのに。。


所感としては、
①思ったより癖がない文章
②単語はちょっと難しい
③英語の学びが多い
です。


主語は全部Iなのでスネイプの我輩もダンブルドアのわしもなくなります。
汝等の二人称も全てyouになります。

マルフォイのセリフで印象的な、「ポッターポッティのいかれポンチとウィーズリーウィーゼルのコソコソ君じゃあないか」というセリフも
"Well, look who it is" said Malfoy in his unusual lazzy drawl, pulling open the compartment door."Potty and Weasel."
ゆっくりと、ポッティ(変人)とウィーゼル(いたち)じゃないかと言った
と大分印象が薄いです。


一方で喋り方には個性があります。
スタンの口癖choo(what you)や、woss(what is)ead(head)等々、どこの言葉かわかりませんが方言が強くて大分苦労しました。
ハグリッドyouがyeh、firstがfirs'(イッチ番先に)、hasn'tがhasn'、beenがbin、toがterと、癖が強いです。

魔法も、エクスペクトパトローナム!守護霊よ来たれ!
でなく、Expect Patronumですし、基本的に全部短かったです。(ニュアンスで呪文が何を指しているかは何となくわかりますし)


単語は内容で推測できますが児童書か?と思うほどわからないの物が多かったです。
shriek(叫ぶ),quill(羽ペン),parchment(羊皮紙),itching(かゆみ),jolt(衝撃),squash(潰す)等々
自分の英語力が足りないかもしれません、が内容を知らないと自分は全単語を拾うことはできなかったかなと思います。
少年期、日本語の小説を読む時は、わからない単語は親に聞いたり辞書を引いたりして読んで覚えていったと思うので、多少知らない単語があっても大丈夫なのかもしれません。
動詞や文法に難しいものはほとんどなく(あっても分詞や倒置くらい)その点は読みやすかったです。
1文は結構長かったと思います。

③ハーマイオニーがHermioneだったのはまず驚きました。
発音記号は
/ ˌhɝˈmaɪni / (米国英語)/ ˌhɜ:ˈmaɪni: / (英国英語)
です。米国英語の教育でなれてる自分的にはHermionieの感覚でいたので。
他にもサッカーがfootballだったり、ちょくちょくイギリス英語を感じました。

寮のチーム
house team
ハリーのくしゃくしゃ頭
jet-black hair
ヘドウィグの三人称
She
森番
gamekeeper
怪物的な怪物の本
The Monster Book of Monsters
この辺がなるほどなと感じました。
普段日本語で聞きなれている物が英語だとこういう表現になるんですね。(逆ですが)

クラッブとゴイルの動きにtrollishly(トロールの様に)という副詞がつくのも面白いです。

また、パーシーの主席バッジを、フレッドとジョージが石頭バッジに変えるシーンは、
Head Boy(主席)
Big Head Boy(自惚れ)
という変化だったんだなと知りました。
英語版で読むと理解が深まり得した気分になりますね。


機会があれば読んでみてください。

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