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「収益59円が心に火をつけた」のその後

前回、こんな記事を書きました。

要約すると、

・音源販売サイトAudiostock(オーディオストック)にてBGMを販売している
・全然収益につながらず、「無理ぽ」とつぶやく日々
・が、初めて収益が上がった
・59円。その一歩は小さいが、我々人類にとっては(略)

…というものです。

さて、前回記事から一ヶ月とちょっと。
その後の展開について書きます。
まあ、悲喜こもごもでございました。

楽曲審査で負け越す

AudiostockにBGMを登録し始めた当初は、まずまずの勝率(審査合格率)でした。
登録開始から20曲の勝率は、約6割。
決して高くはありませんが、自分にしては上出来だと思います。

が。
その後、2度の4連敗もあり、勝率は下がっていきます。
現在は5割弱。

勝率低下の原因は以下。

・己の実力
・ストックを切り崩して登録していたので、ネタが尽きてきた
・出来が良いのから登録していたので、まあ、そりゃそうなるか
・登録数を増やそうと焦って、雑になっていた
・Audiostock事務局の審査基準が変わった(たぶん)

ここで若干横道に逸れます。
審査基準について。

審査不合格の際にメールが来ますよね。
ある時、そのメールの文言が少し変わっていることに気づきました。

不採用理由についての部分です。
「品質が基準を満たして…(意訳:もっときばりんしゃい)」のくだりは同じですが、「音源の品質に関しましては主に以下の3つの要素を総合して審査をさせていただいております。」の箇所に注目です。
その3つ目。

【変更前】
3.楽曲

3に関しましては、売れそうかどうかという観点というよりは、著しい不協和音がないか、などとなります。

【変更後】
3.楽曲(音楽的な違和感の有無、商業的観点でのクオリティの有無)

どうでしょう?
事務局内の詳細な審査基準については知る由もありませんが、文面で見る限り、「商業的観点でのクオリティ」とはっきり言っています。

まあ、結局は腕前の問題であることには変わりませんが、審査基準が(若干にしろ)変わったことは間違いないようです。

10月の発生報酬はゼロ

人生初の音楽報酬59円が発生したのは9月分。
その後、苦戦はしつつも販売楽曲数を増やし、ぼちぼち再生もしてもらっていたので、「数百円は行けるんじゃないか? あわよくば牛丼に手が届く?」と一人で盛り上がっておりましたら。

ゼロ

でした。
というか、Audiostockの定額制報酬は、ゼロの場合、メールが来ません。
期待に胸を膨らませた11月10日でしたが、ゼロという結果を前に、涙で枕を濡らしました。

効果音・SEの鬼となる

鬼は大げさか。

発生報酬ゼロと審査の連敗続きを受けて、モチベーションが大きく低下。
「モチベーションは上がるもんやない、上げるもんや!」と誰かの叱咤激励が聞こえてくるものの、それでもやる気が出ないものは出ません。

その時、ふと思いました。

「効果音やってみるか…」

今まで効果音作りなどやったことありませんでしたが、BGMで行き詰まり感を感じていたので、挑戦してみることにしました。

最初に作った効果音が何だったか忘れましたが、審査3連敗スタート。

「そりゃそうだよな。世の中甘くないよな」と思ったものの、そこで気持ちが萎えることはありませんでした。
そもそも、審査結果うんぬん以前に作るのが楽しかったからです。

「謎生物シリーズ」や「かわいい打撃音シリーズ」(勝手に命名)がボコボコ出来上がり、ガンガン登録。
思いの外、審査を順調に通過してくれます。
すると余計に楽しくなる。

こうして好循環のループが生まれ、つい先ごろ、登録数が50に到達。
カンストです。
売れるかどうかはさておき、効果音・SEクリエイターを名乗れる資格は得ました。得たような気がします。

も一つ横道にそれますが。

「販売数無制限」ランカーへの道について。
BGMの場合、割と早く「販売数無制限」の資格を得ました。
一方、効果音・SEの方は、カンスト後もまだ「販売数無制限」には至っていません。

説明書きによると、売上げやクオリティで判断とのこと。

ここから先は推測ですが、効果音・SEは投稿数が多く、審査に時間がかかるようです(自分の感覚だと、審査結果が分かるまでに、BGMの2倍くらい時間がかかります)

「販売数無制限」資格者をどんどん増やすと、登録数も大変なことになり審査に支障をきたすので、「販売数無制限」資格者を絞っているのでは…と思います。

売上げが伸びたら自然と資格がもらえると思いますが、待ちきれなくなったら事務局に問い合わせてみたいと思ってます。

事務局様へのお詫び

効果音・SEに目覚めたのは良いんですが、審査合格したうちの約半分は、ノイズ等で修正指示が出ました。

「んー、これ、どこにノイズが?」って案件もありましたが、多くは「ひえ、堂々と『プツッ』って言ってる!」というものばかり。

音に対する真剣さが足りませんでした。

以後気をつけます。

現状

このような経過を経て、効果音・SEを作りだめしつつ、一方でBGMも作り、せっせと審査に出しています。

嬉しかったのは先日二度目の報酬が発生したこと。
いまだ購入はありませんが、定額制の報酬として100円ちょいが計上されました。

曲が2曲と、効果音・SEが1つ。

ほんの数ヶ月前までは、音楽で報酬を得るなんて考えもしなかった身からすると、とても大きな100円です。

当面の目標である「ひと月の報酬で牛丼を食べる」を達成できるよう、ぼちぼちがんばりたいと思います。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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