Twitterに自作曲をアップする時、どの方法がベストか、についての私感(実践編)
えーと、この記事の後編になります。
上記記事の最後はこんな感じで締めくくりました。
このくだりを読むと、なんだか「こうやれば、Twitter直上げ動画の音質が安定するぜ」という回答が出てきそうですよね。
最初に謝っておきます。
これといった具体的解決策は提示できません。
ごめんなさい。
自分なりの結論
「視聴するブラウザで起きる現象も違うので気にせず作りましょう」
です。
あ、石投げないで下さい。
今から、それなりに理屈を書きますんで。
先人の研究成果
Twitter直上げ動画の音質については、みなさんの悩みのタネのようで、色々試行錯誤し、その成果を惜しげなく伝えてくれる方もいらっしゃいます。
例えば参考になったのは、うにぼんさんによるこちらのブログ。
読まれた方も多いのではないでしょうか。
かなり詳細に検証されています。
正直、詳しすぎて、僕は全部理解できませんでした^^;
また、メカ様( ・᷄ὢ・᷅ )ぼかろPさんは、
というエンコーダーを開発しています。
Windows専用ということで自分はまだ試せていませんが、興味のある方は試してみてはいかがでしょうか。
それでは、さよなら。
…というわけにはいかないので、一応、自分なりのリサーチ結果(というほどではないですが)をお示ししたいと思います。
ざっと情報を斜め読みした結果を乱暴にまとめます
・Twitterはアップされた動画をグレード分けして、グレードごとに大部屋だったり小部屋だったりを用意してくれる
・じゃあ、どんなグレードの動画に仕上げれば大部屋を用意してくれるのか、という疑問に対しては、詳細は不明だが、
「ギリギリの高い線を狙う」
というのが良い模様(細かい数字はよくわからないので、上記リンク先のブログ等で調べてみてください)
・「ファイルを軽くすべし」というご意見もあるが、軽い動画は小部屋に仕分けられる可能性がある模様
・ただし、我々はとにかく高音質にしたいのだから、動画を作る際には映像を軽くして、その分、音にデータを振り分けたほうがいい
こんな感じです。
あくまで私見です。
だって、Twitter社が細かい仕様を教えてくれないんだから仕方ないじゃんか(急にため口)
加えて。
音圧上げると音質劣化につながる、という単純な話ではないようで、「動画」としてのパッケージがどうか、という問題のようです。
実際、Twitter上において、音圧アゲアゲでもクリアな曲ってありますもんね(作者の方に秘伝をお聞きしたい)。
ここで、気付き
確証はありませんが、結構当たってるんじゃないか、と思うことが一つあります。
→過去の動画ほど音質劣化などの現象が起きやすい
自分でアップした動画は、確認のために、すぐに何度か聴きますよね。
アップした直後から、いわゆる「ラジオ現象」が起きる場合もありますが、僕自身はそんなにありません。
アップ後しばらくは快適に再生できている。
ところが、「過去の名曲(?)を振り返ってみるか」と三ヶ月前とか半年前に投稿した過去作を聴いてみると、凄まじく音質が劣化していた、ってことはありませんか?
この現象、結構あります。
ここから先は想像ですが、Twitterのサーバーも有限なので、投稿後しばらくたった動画は、グッとビットレートを落とすんじゃないでしょうか。
ただ、「ラジオ現象」が起きている過去動画を繰り返し再生すると、音が戻ってくることも多いです。
投稿は数ヶ月前でも、何万回と再生される人気動画もあるでしょうから、その対応ということでしょうか。
ここについては、完全な推測です。
追:ブラウザを更新すると、音質が戻ることも多いです。他の方の作品を楽しむ目的なら、音質が悪い際、更新することをオススメします。
ブラウザによって違う
さて。
冒頭に書いたように、聴こえ方(トラブルの種類、頻度)が、使用するインターネットブラウザによって違う、ということが分かってきました。
以下、Twitterに過去投稿した自作曲を聴いてみた時の比較です(各5回ずつくらい聴いてみました)。
あくまで印象です。
本当は数値とか計測すべきなんでしょうけど、ご勘弁下さい。
僕はMacを使ってるので、使用ブラウザはSafariが多いのですが、SafariでTwitterを開き動画を投稿すると、必ず「プツッ」と大きめのノイズが入ります。
それも決まって曲の序盤、一回だけ。
この現象を回避すべく音圧を下げてもダメでした。
他ブラウザ(Chrome等)でアップした動画をSafari上で再生しても「ブツッ」。
もう、何が何だかです。
さて、しばらく後。
…といった理由でChromeを使うことが増えたのですが、Safariで起こっていた現象は、Chromeでは皆無。
不思議です。
代わりに、著しい音質劣化(いわゆる「ラジオ現象」)の頻度が増えた気がします。
上記の試行結果からすれば、じゃあ聴く時はFirefoxかEdgeでええんやん、ということになります(補足:iOSのTwitterアプリも特にトラブルはありませんでした)。
しかし、作り手にとってみれば、聴いてくれる人がどんな環境で聴いてるか、知るよしもありません。
だから冒頭に記した結論、
「視聴するブラウザで起きる現象も違うので気にせず作りましょう」
に至った訳です。
ブラウザのシェア
とはいっても、できるだけ安心感は得たいですよね。
強いて言うなら、ということで、日本におけるインターネットブラウザのシェア率を引っ張ってきました。
この記事によると。
日本におけるChromeの占有率は約42%。
次いで、Internet ExplorerとEdge(Microsoft勢)合わせて約20%。
Safariは7%程度です。
世界になると、Chromeの占有率は、50%を超えます。
つまり、Webブラウザ上のTwitterでどう聴かれているかを気にするなら、真っ先にChromeで聴いてみるとよい、余裕があればEdgeあたりを試すとよい、ということです。
(注:同じChromeでも、通信環境によって聴こえ方が変わってくるかもしれません。場合によってはOSによって違うかも)
まとめ
以下、自分なりのまとめです。
・Twitter動画の音質にとことんこだわるなら、色々勉強が必要
・それでも、Twitter社が仕様の詳細を発表してないから、決定版的方法はまだ見つかっていない模様
・だけど、(自分もそうだけど)なかなかサンプルレートがどうちゃら、というところまで気が回らない
・動画を作る際は、「音を取るか、映像を取るか」決めたほうがいい。曲を聴かせたいなら、ムービーや画像は軽くしたほうがよい
・Twitterに動画を上げた際は、Chromeで音質等を確認すると、「多数の人にはこう聴こえている」というのが大体分かる(上げた直後に音質が劣化している場合は、もう一度アップしたほうが無難かもしれません)
もちろん、先に紹介したようなブログなどをしっかり読んで研究するに越したことは無いのですが、「ちょっと、そこまでは…」という方に、この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
注:本記事、主観が入りまくりですので、あくまでご参考程度にご活用ください
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
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